ここ10年ほどでのiPhoneの進化は目覚ましく、フィーチャーフォン、いわゆるガラケーの時代からは想像できないぐらい見た目も機能も大きく変わりました。
電話やメッセージのやりとり等の基本的なものはもちろん、スケジュール管理、写真撮影、動画視聴、音楽鑑賞からSNSの更新にゲームまで、たった1つの端末で本当に様々なことができるようになり、まさしく生活の必需品となりました。
そんな中、肌身離さず持ち歩かれるアイテムになったiPhoneにとって「駆動時間=バッテリーの容量」は、常に改善を求められる重要な要素です。
移動中や土地勘のない場所でiPhoneの電池が切れそうになって心細い思いをすることになった経験がある方も多いのではないでしょうか?
iPhoneは機能の充実だけではなく使い勝手の向上も年々為されていて、バッテリーの持ちも良くなっていってはいるのですが、それでも使っているうちに「以前より電池の減りが早くなってきたな…」、「急にバッテリー持ちが悪くなったな」と感じることもあるはず。
また、「90%あったiPhoneのバッテリー残量がいきなり20%になった」等の急に電池残量が変動したというこんな症状まで・・。
実はiPhoneのバッテリー持ちが悪くなるという症状の原因は1つではないんです・・。
バッテリーの仕組みであったり、iPhoneの使い方やインストールしているアプリのせいであったり、iOSをアップデートしたことが原因でバッテリーの減りが早くなる場合もあります。
使用しているうちにバッテリーは消耗していくものではありますが、ちょっとした手間でiPhoneのバッテリー持ちが劇的に改善することもあります。
せっかくならiPhoneの機能をフルに活かして電池切れの恐怖から解放されたいですよね。
今この文章を読んでいる方は、おそらく「バッテリーの減りが早くてお困りの方」が多いと思います・・。
そんな方々のため、この記事では、「充電したiPhoneのバッテリーの減りが異常に早いという場合に考えられる原因とチェック方法、また対処法」について解説していますので、現在お困りの方は参考にご覧下さい。
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※バッテリー交換修理以外の「ご自身で修理される」等のご質問についてはご回答できませんので予めご了承下さい。
目次
1,iPhoneの充電の減りが異常に早い時の主な原因は?
症状改善の為に、まずは「iPhoneの充電の減りが早い時の原因」について解説していきます。
考えられる主な原因は以下の通りです。
- バッテリー自体の異常
- アプリのバックグラウンド処理
- 「プッシュ通知」
- 「位置情報サービス(GPS)」
- インターネット接続
- Bluetooth機器への接続
- 動画や音楽の再生
- iOSのアップデート
- ウィルスへの感染
それぞれ以下で順番に詳しく解説していきます。
1−1,バッテリー自体の異常
まず最初に考えられる原因は、シンプルに「iPhoneのバッテリーそのものが異常・問題があるというケース」です。
減りが早いという症状で最も多いのは「バッテリーの劣化」でしょう。
劣化の原因も色々考えられますが、使用していくうちに自然とバッテリーの性能が落ちていく「経年劣化」や、高温・低温環境下での使用等によってパフォーマンスが落ちてしまうというものがメジャーな例です。
1−2,アプリのバックグラウンド処理
2つ目の原因は、「アプリのバックグラウンド処理(そのアプリを使用していない間に通信を行う処理)が原因」ということもあります。
例えば、メールやLINEではこの処理のおかげで新着通知が受け取れますし、天気予報や地図アプリで現在の位置情報に基づいたサービスを受けられるのもこの処理のおかげなので非常に便利な機能なのですが、過度な通信はバッテリーの負担になります。
同時にデータ通信量も消費してしまうので、あまり使用した覚えがないのに毎月通信制限がかかってしまうという人もこれが原因と考えられるかもしれません。
1−3,プッシュ通知
3つ目の原因は、メールやニュース等、新しい情報が届いた際に通知する機能「プッシュ通知」が原因となっているパターンです。
ホーム画面への通知表示・通知音・バイブレータの振動、どれも単体では僅かなものですが、1日に数十件数百件も受け取っているようなら馬鹿にできない負担になっています。
さらに「1ー2,アプリのバックグラウンド処理の影響がある」とも重なりますが、通知を受け取る為には通信を行う必要があります。
この通信によってiPhoneの電池の減りが早いという症状に繋がります。
1−4.位置情報サービス(GPS)
4つ目の原因は、「位置情報サービス(GPS)」の利用で、iPhoneのバッテリー残量を大きく消費しているケースです。
地図アプリでのナビ操作やGPSを使ったゲームアプリを使ったことがある方にはわかりやすいと思いますが、長時間利用するとiPhone本体が発熱してきますね。
単純にGPS通信だけではなく、たとえば地図アプリのナビでは、
- 位置情報の取得、送信
- 画面の表示
- 音声、振動での案内
- 地図情報表示の為の通信
等といった様々な処理が同時に行われます。 ゲームアプリだとこれに加えて
- カメラの起動
もあったりしますね。
iPhoneの機能をほとんどフルに使っている為、高い負荷がかかっていることは容易に想像できます。
1−5,インターネット接続
5つ目の原因は、当然と言えば当然ですが、4G、Wi-Fiのインターネット接続は電池消耗の原因になり得ます。
少々乱暴に言ってしまえばここまでお話した原因も極論インターネット接続のせいです。
1−6,Bluetooth機器への接続
6つ目の原因は、Bluetooth接続の機器の利用も原因として考えられます。
iPhoneではとりわけワイヤレスヘッドフォンやスピーカーがよく利用されていますが、再生されていなくても接続されているだけで電池が消費されるという点には注意が必要でしょう。
お持ちの機器の仕様にもよりますが、使ってもいないのに勝手に接続されるせいで影響を受けていることがあります。
1−7,動画や音楽の再生
7つ目の原因は、移動中や家で過ごす際、iPhoneを使った動画視聴や音楽アプリの利用も原因として考えられます。
「Apple Music」や「YouTube」をはじめ通信しながら動画や音楽を再生する「ストリーミング再生」は言うまでもありませんが、オフラインで動画や音楽を再生しているだけでもバッテリーの減りは早まります。
1−8,iOSのアップデート
8つ目の原因は、iOSのアップデートを行った場合に起こることが考えられます。
iPhoneに搭載されているiOSのアップデートは、通常の場合バグの修正や機能拡張の為に行われます。
本来であれば機能の向上を目的とするはずのものですが、「iOS13やiOS14にアップデートしてから急にiPhoneの電池持ちが悪くなった」という方も少なくありません。
iOS13、iOS14にはバッテリー消費を低減する機能も追加されているのですが、ホーム画面の操作変更や「ウィジェット」機能など従来から大幅な変更もあります。
たとえばiPhoneSEなど比較的古い機種では上記のような仕様変更によってバッテリー持ちが悪くなるということもあり得ます。
1−9,ウィルス感染
9つ目の原因は、iPhoneがコンピュータウィルスに感染してしまった場合です。
iPhoneのセキュリティ機能は強固に設計されていますが、公式ストア以外からインストールしたアプリが原因でウィルスに感染してしまうことがあります。
ウィルスに感染したiPhoneは勝手にカメラが起動したり発着信が行われるなどの遠隔操作、いわゆる「iPhoneの乗っ取り」が可能になります。
また、ウィルス感染とは異なりますが、一時期話題になった海賊版の漫画や映画を違法にアップロードしているサイトの中にはiPhoneの通信量を大幅に増加させ、端末に負担をかけてしまうものもあります。
上記のようなトラブルを防ぐ為には、AppStore以外からアプリを入手しない、違法アップロードを行っているWebサイトにはアクセスしないなどの自衛が大切になります。
以上がiPhoneの充電の減りが異常に早いという時の主な原因です。
思い当たる項目はあったでしょうか?
実際にはここで挙げた内のどれか1つではなく、いくつかが重なり原因となってバッテリーの消耗が引き起こされるケースがよく見られます。
iPhoneのバッテリーの減りが早いという症状には、様々な原因があることがわかりましたね。
次の段落では、自分のiPhoneのバッテリーの減りが早い時にチェックするべき項目と対処法をご紹介しましょう。
2,バッテリー異常!?充電が急に減った時「iPhoneのココをまずはチェック!」
「最近iPhoneの電池の減りが早いな」と感じても、具体的にどうすればいいのかはすぐにイメージしづらいですよね。
「自分のiPhoneのバッテリーの減りが早いかどうかわからない」という方もいらっしゃいます。
ここでは、「電池の持ちが異常に早い時にチェックすべきポイント」をご紹介していきます。
- バッテリーの使用状況
- バッテリーの状態
- iOSのバージョン
- アプリのバージョン
それぞれ以下で順番に確認方法と併せてご説明しますね。
2−1,バッテリーの使用状況
●確認方法:「設定>バッテリー」
iOS9以降のiPhoneでは、どのアプリがどの程度バッテリーを消費されているのかがわかる「バッテリーの使用状況」という機能が導入されました。
確認方法は設定アプリから「バッテリー」の項目をタップすれば、数秒の読み込みの後に表示されます。
これで特定のアプリの電池消費が大きくないか確認してみましょう。
2−2,バッテリーの状態
●確認方法:「設定>バッテリー>バッテリーの状態」
これは、「iPhoneに内蔵されているバッテリーがどのような状態か」をチェックする方法です。
画像では90%になっていますが、これは満タンに充電しても出荷時(新品)の状態の90%程度の電池残量しか溜まらないという意味です。
バッテリーの消耗が早いかどうかというのは個人の感覚による部分はありますが、90%を割るようならかなり減りが早いと感じる方が多いようです。
バッテリー状態の変化はもちろん使用環境によりまちまちなのですが、目安としてはiPhoneの購入から1年以内に80%を割るようなら初期不良を疑って良いレベルです。
2−3,iOSのバージョン
●確認方法:「設定>一般>情報>ソフトウェアバージョン」
iPhoneのソフトウェア「iOS」には電池消耗が大きいバージョンというものが存在します。
iOSは細かなものも含めれば年間10回以上更新されているので、自分のiPhoneはどのバージョンなのかを把握しておくとスムーズに対処できるかも。
2−4,アプリのバージョン
●確認方法:「App Store>アップデート」
iPhone内部に入っているアプリのバージョンが古いせいで電池の減りが激しい場合もあります。
アップデートを行うことで逆に消耗が早くなる場合もありますが、まったく更新せずに何十件も通知が溜まっているようなら更新しておいた方が良いでしょう。
どれも簡単にチェックできることばかりなので試してみてくださいね。
次の段落ではバッテリーの減りが早い時の対処法についてご紹介していきます。
3,iPhoneの電池の減り方が早い時の正しい対処方法を修理屋が教えます。
ここからは、「iPhoneの電池消耗が激しいとお悩みの方に向けて、症状への正しい対処法」をお教えします。
その場でできる簡単なものから根本的な改善方法までご紹介していきますので、ご参考になればと思います。
- バックグラウンド更新をオフにする
- 「低電力モード」を活用する
- 電源を切る
- 温度管理を行う
- バッテリーを交換する
それぞれについて、以下で順番に解説していきます。
3−1,バックグラウンド更新をオフにする
●設定方法:「設定>一般>Appのバックグラウンド更新」
「バックグラウンド更新」をオフにしてアプリを使用していない時に自動的に更新されないように設定します。
設定アプリから一般の項目に進み、Appのバックグラウンド更新に表示されるボタンをタップして白い表示になればオフの状態です。
『2−1,バッテリーの使用状況』でチェックした中で消費量が多いものや、「バックグラウンド処理」と記載されているものを優先してオフにすると効果的です。
3−2,「低電力モード」を活用する
●設定方法:「設定>バッテリー」
iPhoneの機能を制限することでバッテリーの消耗を抑える「低電力モード」も一時的には有効な機能です。
- メールの取得
- “Hey Siri”
- App のバックグラウンド更新
- 自動ダウンロード
- iCloud 写真の同期
等の機能が制限されますが、その代わりに電池の減りを抑えることができます。
ただし、バッテリー残量が80%以上になると低電力モードは自動で解除されます。
外出先で電池が切れそうな時等、あくまで一時的な処置だと考えた方が良いでしょう。
3−3,電源を切る
●次は力技ですね、「iPhoneの電源を切る」
バッテリーの消費が早い場合は通信が関係していることはお話ししてきましたが、電源を切ってしまえば一切の通信が断たれるので関係ありません。
デメリットとしては当然ですが電源を切っている間はiPhoneを使うことができません。
例えば外出先で誰かと連絡を取らないといけない場合、その時の為にバッテリーを温存しておくといった対処法になると思います。
3−4,温度管理を行う
●iPhoneを使用する環境の温度も意識しておく
こちらは対処法と言うより日頃から意識しておくべき点ですが、iPhoneを使用する温度も重要です。
電子機器の多くは適切に動作する為に許容可能な温度が設定されており、iPhoneの場合は周囲の温度が「0℃〜35℃」の時とされています。
地域にもよりますが、真夏や真冬の屋外ではどちらも簡単に超えてしまう温度です。
「35℃」以上になる場合でより注意が必要なのは「直射日光下」です。時にはiPhone本体の異常発熱を感じるほどの影響が出ます。
その場合は速やかに使用を中断し、涼しい所に移動しましょう。
ただし、冷蔵庫や冷凍庫に入れるのは絶対にNGです。
急激な温度差でiPhone内部に結露が発生し、故障の原因になります。
「0℃」以下での使用では、「電池の消耗が早くなる、電源が急に落ちてしまう」等の不具合が発生します。
冬場にバッテリー残量が「0%」になった場合でも、しばらく手で温めていると再度起動できることもあります。
注意点としてはストーブの前などにiPhoneを置いて温めたりしないことですね。
高温でも低音でも、急激な温度変化は望ましくありません。
3−5,まだまだ長く使うなら「バッテリーを交換」がおすすめ
●バッテリーを新しく交換してもらう
iPhoneのバッテリー自体が劣化している場合は、バッテリー交換を行うのが有効です。
「2−2,バッテリーの状態」で「90%」台前半になっていた場合、体感としてはかなり減りが早くなっているように感じるはずです。
この段落で紹介している方法は対症療法的なもので、バッテリーの持ちが悪いという症状で見れば根本的な解決にはなりません。
細々とした対策が面倒に感じる場合は思い切ってバッテリー交換を行う方が精神的負担が軽減されるでしょう。
iPhoneのバッテリーは、フィーチャーフォンや一部のAndroid端末のように電池蓋を手で開けて交換というわけにはいきません。
修理の際は、総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」のようなiPhone修理の専門店に相談するのが絶対必要です。
ただし、「バッテリーを交換する = iPhone購入時と同じ電池持ちになる」というわけではないことは覚えておきましょう。
それは、前述したバッテリーの消耗速度はiOSのバージョンやiPhone本体の状態にも大きく左右されるため、購入時の端末の状態と異なる場合は、バッテリー交換をしても多少電池の持ちは新品の時と異なります。
とは言え劣化したバッテリーを交換すればもちろんバッテリーの性能そのものは復活しますので、有効な選択肢であることに変わりありません。
iPhoneのバッテリー交換に関するお役立ちとして、以下の記事で詳しく解説していますので参考にご覧ください。
・iPhoneのバッテリー交換!値段や時間、修理方法などを完全解説
・iPhoneのバッテリー交換時期の目安は?最大容量何パーセントで替え時かを解説!
・自分でのiPhoneのバッテリー交換は絶対NG【違法や故障リスク有り】
次の段落では、「iPhoneのバッテリー残量が急激に変動した場合の原因と正しい対処法」についてもご紹介します。
4,iPhoneのバッテリー残量が急激に変動する異常の原因と正しい対処法
「つい5分前まで80%以上充電が残っていたはずなのに今見たら30%しかない!」という症状にお悩みの方からのご相談も頂きます。
ここでは、「iPhoneのバッテリー残量が急激に変動する異常の原因と正しい対処法」をお教えします。
急に充電が減る、変わるといった場合に疑うべきなのは以下の通りです。
- バッテリー or 本体基板の不具合
- 使用環境(温度)
- バッテリーの劣化
それぞれ以下で順番に解説していきます。
4−1,バッテリー or 本体基板の不具合
iPhoneの画面右上にはバッテリーの残量を示すアイコンがあります。
これは、「バッテリーにどれぐらい充電があるのか」という情報をiPhone本体が読み取って表示したものですが、この読み取り作業がうまくいかない時に電池残量が急に変動することがあります。
その場合、以下のような対処法を試してみてください。
- 本体の再起動を行う
- 1度充電を使い切った後、満タンまで充電する
ただし、本体の基板側の問題だった場合は、スマートドクタープロの「高度復旧作業(基板修理)」を行う必要があります。
上記の方法でも改善しない場合は1度ご相談ください。
▶参考情報:基板故障によるiPhoneの復旧修理やデータの取り出し等の修理時間や修理料金について詳しくは、以下の「大阪心斎橋本店」の情報をご覧下さい。
※全国からの「郵送修理」での受付も可能です。
ひとまずは、電源が入るうちにバックアップは必ず取っておいた方が良いでしょう。
▶参考情報:iPhoneのバックアップ方法はこちら
4−2,使用環境(温度)
前段でお話した内容と同じですが、「35℃」以上の高温、または「0℃」以下の低温環境では、iPhoneが自分自身を守る為に自動的に電源が落ちたり、使えない状態になってしまうことがあります。
上記のような症状は適正温度に戻ればすぐに解決しますが、場合によっては電源すら入らなくなってしまうこともあります。
4−3,バッテリーの劣化
長期間使用やハードな環境でiPhoneを酷使したというわけではなくても、バッテリーは消耗品です。
ある日、突然挙動がおかしくなり充電が変動するようになってしまうことがあります。
なお、上記で対処法をご紹介しましたが、ここでご紹介した「バッテリー残量の急激な変動」などの異常な症状は、基本的には自力での解決は難しいものと感がておくのがよいです。
一番有効な解決策はバッテリーの交換ですので、お困りの際は「スマートドクタープロ」までご相談ください!
次の段落では、iPhoneのバッテリー交換を行う際にお勧めできる「スマートドクタープロ」をご紹介します。
5,iPhoneの修理は総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」まで!
前段では、主に「対症療法的な内容」をメインにご説明しましたが、まだまだ長くお持ちのiPhoneを快適にご利用になられたい場合は、「バッテリー交換」が一番ベストな方法です。
iPhoneのバッテリー交換を行う場合は修理専門店に依頼するのが必須と書きましたが、その中でも「スマートドクタープロ」をお勧めするのにはいくつかの理由があります。
iPhoneのバッテリー交換を行う際、発火・爆発の恐れがあり危険だというのは大前提ですが、単純に技術面においても「バッテリー選び」に課題が生じます。
iPhoneに内蔵されている「リチウムイオンバッテリー」には、電気用品安全法により「PSEマーク」の表示が義務付けられており、この表示を行う為には厳しい試験を行う必要があります。
▶参考情報1:「PSEマーク」について詳しい解説はこちらをご覧下さい。
▶参考情報2:経済産業省「電気安全用品法」について
市場ではこの「PSEマーク」の表示がないバッテリーも出回っているほか、本来iPhoneに取り付けられている容量・電圧と異なる商品も多数存在しています。
iPhone修理業者が激増している昨今では、バッテリーも含めて非常に安価に修理を行うことができる業者も出てきていますが、修理店のスタッフでもこの点を理解していない場合があるようです。
こういったリスクを考えると法令順守で品質管理を徹底した「スマートドクタープロ」のバッテリー交換がオススメです。
以下では、「スマートドクタープロ」がおすすめな理由について詳しく説明していますので、合わせてご覧下さい。
▶参考情報:大阪でiPhone修理なら総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」がオススメな理由。
(1)「スマートドクタープロ」について
「スマートドクタープロ」は、2009年からiPhone修理事業を開始しました。
2015年に施工された「総務省修理業者制度」には街の修理店として初めて国の基準を満たすiPhone修理業者として総務大臣に登録されました。
▶参考情報1:「総務省登録修理業者制度」について詳しい解説はこちらをご覧下さい。
▶参考情報2:総務省「登録修理業者制度」について
「街の修理屋から、総務大臣登録のiPhone修理業者に。」
安心して皆さまにご利用いただけるよう、修理パーツはもちろん技術などの品質管理においても世界基準の品質管理体制「ISO9001:2015」の認証を行い、法令を遵守して高品質なサービス提供を目指しています。
▶参考情報:「ISO9001:2015」について詳しい解説はこちらをご覧下さい。
自社で修理専用に製造したバッテリーにはもちろん「PSEマーク」の表示があります。
iPhone3Gのような旧機種から最新の機種までPSEバッテリーを使用したサービスを提供できるのは、古くから安心してご利用頂けるバッテリーへの取り組みを行なっていた証です。
「スマートドクタープロ」がどんな修理屋さんか気になる方は以下のiPhone修理サービスの公式サイトをご覧下さい。
・iPhone(アイフォン)修理なら総務省登録修理業者「スマートドクタープロ」
(2)「スマートドクタープロ」のバッテリー交換の修理サービスについて
「スマートドクタープロ」では、iPhoneのバッテリー交換修理の際、世界基準の品質管理体制(ISO9001)に基づく厳しい審査基準とチェックをクリアした高品質なパーツを使用しています。
前述の通りバッテリーは自社で検査を行い、全て「PSEマーク」が表示されたものを使用しています。
また修理を行う技術スタッフも全員が厳しい研修工程と試験をクリアし、また定期の最新技術研修を受けている技術専門スタッフがお客様の大切なiPhoneを修理致します。
皆さまがiPhoneを快適に利用できるよう、修理前後の動作チェックも怠りません。
万一交換したバッテリーに初期不良が発生した場合においても「保証サービス」もご用意しております。
バッテリー交換後に電源が落ちる、充電が溜まらないなどの不具合がある場合は、お渡しした保証書をお持ち頂ければ無料で点検・交換をさせて頂けます。
また、皆さまのご希望に沿った修理をお選び頂けるよう専門スタッフがアドバイスサポートをさせて頂けます。
「iPhoneのバッテリーの減りが早くて困っている」など、お困りごとをスムーズに解決できるよう致しますので、iPhoneのバッテリー交換でお困りの際はお気軽にご相談下さい。
(3)「スマートドクタープロ」直営店のバッテリー交換の修理時間・修理料金
2019年7月現在の「スマートドクタープロ」のバッテリー交換の修理料金のご案内です。
- 修理期間:当日(30分〜1時間程度)
- データについて:データそのまま。
- 料金は以下の通りです。
iPhoneの主な機種のバッテリー交換の料金表 ※2021年5月現在
機種 | 料金(税込) |
iPhoneSE (第二世代) |
8,800円 |
iPhone11ProMAX | 9,570円 |
iPhone11Pro | 9,460円 |
iPhone11 | 8,690円 |
iPhoneXS MAX | 7,920円 |
iPhoneXS | 7,920円 |
iPhoneXR | 7,920円 |
iPhoneX | 6,600円 |
iPhone8Plus | 6,600円 |
iPhone8 | 6,050円 |
iPhone7Plus | 5,500円 |
iPhone7 | 4,950円 |
iPhone6sPlus | 5,500円 |
iPhone6s | 4,950円 |
iPhoneSE | 4,950円 |
iPhone6 | 4,950円 |
※上記料金は「スマートドクタープロ」直営店の修理料金です。FC店は修理料金が異なります。
※料金は定期的に変更しますので、最新の価格は以下の「修理料金ページ」をご覧ください。
▶参考情報:「iPhoneの修理料金」について詳しくはこちら
(4)「スマートドクタープロ」の店舗情報について
【大阪府】
▶心斎橋でiPhone修理「スマートドクタープロ大阪心斎橋本店」の店舗情報はこちら
▶梅田でiPhone修理「スマートドクタープロ梅田大阪駅前店」の店舗情報はこちら
【その他】
「郵送修理」でもiPhone修理を受付しております。詳しくは以下をご覧ください。
(5)「スマートドクタープロ」の郵送修理サービス(全国対応可能)について
※上記は、郵送修理に関する解説動画です。
「スマートドクタープロ」では、前段でご紹介した店舗修理だけでなく、郵送修理サービスを提供しています。
大阪心斎橋本店に「郵送修理サービスセンター」があり、毎日、全国から故障したiPhoneを郵送していただいております。
修理の品質においては、こちらも世界基準の品質管理体制(ISO9001)に基づく厳しい審査基準とチェックをクリアした高品質なパーツのみを全修理で使用しています。
郵送修理の修理期間についても、最短で「郵送修理サービスセンター」に故障した端末が到着した日に即日修理で、ご返送を実施しております。(※郵送期間を除けば、こちらも当日修理が可能です)
郵送修理サービスについて詳しくは、以下の専用ページをご覧下さい。
▶参考情報:iPhoneの郵送修理サービスについて詳しくはこちら
▼iPhoneの充電の減りが早い症状の修理サービス、料金について、今すぐお問い合わせはこちらから
※バッテリー交換修理以外の「ご自身で修理される」等のご質問についてはご回答できませんので予めご了承下さい。
6,【補足】iOS13、iOS14のバージョンで充電の減りが急に早くなったら!?
この記事でも何度か触れているように、iPhoneのバッテリー消耗には「iOS」も大きく関わっています。
「iOS」は、iPhoneを動かす為のソフトウェアで、大きなものは年に1度、小さなものは年間10回以上のアップデートが行われています。
2021年時点では「iOS14.x.x」が現行OSとして公開されています。
iOSの更新にはセキュリティ上の問題や、システムのバグ修正も含まれるので基本的には最新版にアップデートしていた方が良いものなのですが、比較的バッテリーの消耗が早いバージョンというものが存在します。
俗に言う「バッテリードレイン」という現象は、システムの不具合によってバッテリーの減りが著しく早くなる症状です。
原因は一定ではありませんが、新機能の実装によってiPhone内部で過剰な働きが起こっている為、時には1時間で数十%もバッテリーが減ってしまうということもあり得ます。
対策としてはiOSのバージョンを変えるという方法があります。
- iOSを最新のバージョンにアップグレードする
- iOSを過去のバージョンにダウングレードする
これは2通りのやり方があるのですがどちらも少々不便です。
(1)「iOSを最新のバージョンにアップグレードする」について
「iOSを最新のバージョンにアップグレードする」は最新バージョンが公開されていれば可能ですが、すでに自分のiPhoneが最新版になっていた場合は次の更新を待つしかありません。
つまり最新バージョンでも充電の減りが早い場合は改善することはできないということですね。
バグ修正やパフォーマンスの修正は適時行われますが、時期・周期は不定の為いつでも自由に試すことができません。
(2)「iOSを過去のバージョンにダウングレードする」について
「iOSを過去のバージョンにダウングレードする」は更に厄介で、Apple社が公開しているバージョンまでにしか戻すことはできません。
例えばiOS12が最新バージョンの時はiOS11.4にのみダウングレードすることができますが、iOS11も電池の消耗は早いと言われているOSです。
旧バージョンの方が電池消耗が激しい場合はダウングレードすることで症状の悪化もあり得ます。
加えて、以下のような高いハードルがある作業であることも知っておいてください。
- 実行する際にデータが消えてしまうリスクがある
- 最新版のiTunesのインストールされたPCが必要
- 安定したインターネット環境が必要
- 最低でも1時間以上の作業時間を要する
「iOS」のバージョンが原因かどうかの判断は難しいので、これだけ手間を掛けても改善しないどころか悪化する危険すらあるとなると実行に移すのは躊躇われます。
やるとすれば対処法を全て試した後になるかと思いますが、「3,iPhoneの電池の減り方が異常な時の対処方法」にある方法でもバッテリーの消耗自体は抑えることができるので、まずはそちらを参考にして頂くのがいいでしょう。
7,まとめ
iPhoneの充電の減りが異常に早いという症状についての記事でした。
最後に今回の内容を簡単にまとめます。
- 充電の減りが早い原因は様々
- 自分でできる対処法をチェックしてみよう
- PSEバッテリー交換は総務省登録修理業者スマートドクタープロで
お読み頂きありがとうございました。
8,【関連情報】iPhoneのバッテリーに関連するお役立ち情報
今回の記事では、「充電したiPhoneのバッテリーの減りが早い!異常!原因と対処方法を修理屋が教えます。」についてご説明してきましたが、iPhoneのバッテリーには他にもよく発生するトラブルがあります。
以下では、そんなiPhoneのバッテリーに関連するトラブルに役立つ情報をまとめておきますので、参考にご覧下さい。
・【発火!爆発!危険です】iPhoneのバッテリーが膨張した時!急ぎ修理が必要です!
・iPhoneの画面が浮き出した時の修理方法!そのまま放置や自力修理は危険なんです!
・iPhoneの激安修理店(非正規店)の修理で失敗が多発している実例紹介
・iPhone修理屋(非正規店)の正しい選び方!おすすめの探し方を総務省登録修理業者が教えます。
・iPhone修理はデータ消える!?写真やゲームそのままで修理する方法教えます
・その故障当日治せるの?iPhoneを即日修理する方法をわかりやすく解説!
記事更新日:2021年12月03日
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