電気用品安全法に基づく「PSEマーク」対応
〜iPhoneバッテリーの発火事故を防ぐ、私たちの厳格な品質基準〜
あなたのiPhoneは、本当に安全なバッテリーですか?
スマートフォンに使用されるバッテリーは、一歩間違えれば激しく発火する危険物になり得ます。
近年、格安の修理やネット通販において、安全確認を経ていないバッテリーや、PSEマークを偽装した粗悪品による発火・膨張事故が後を絶ちません(NITE・経済産業省も繰り返し注意喚起を行っています)。スマートドクタープロは、お客様の生命と財産を守るため、法令に基づく厳格なバッテリー品質管理を徹底しています。
1.法律で義務付けられた「PSEマーク」とは?
PSE(電気用品安全法)とは、電気製品による火災や感電といった事故を防ぐために定められた日本の法律です。対象となる電気用品の製造・輸入を行う事業者には、国の定める技術基準への適合を確認し、「PSEマーク」を表示する義務があります。
| マーク | 区分 | 身近な例 | 適合確認の方法 |
|---|---|---|---|
| 菱形PSE | 特定電気用品(危険度が高いもの) | ACアダプタ・充電器、延長コードなど | 登録検査機関による適合性検査が必須 |
| 丸形PSE | 特定電気用品以外の電気用品 | リチウムイオン蓄電池、モバイルバッテリーなど | 届出事業者が技術基準への適合を自ら確認 |
ここで知っておいていただきたいのは、PSEマークは国や第三者機関から「認証を取得」するものではないという点です。とくにバッテリーが該当する丸形PSEは、届出事業者が技術基準への適合を自ら確認し、義務の履行を自ら表示する制度です。制度の性質上、マークの信頼性は「その部品を扱う事業者がどれだけ誠実に義務を果たしているか」に懸かっています。バッテリー交換で修理店選びが安全に直結するのは、このためです。
なぜiPhoneのバッテリーにも必要なのか?
iPhoneなどに搭載されている「リチウムイオンバッテリー」は、小型でありながら莫大な電力を蓄えられる(体積エネルギー密度が400Wh/L以上)特性を持っています。
しかしその反面、製造工程で金属粉が混入したり、外部から衝撃が加わったりすると、内部ショートを起こして激しい熱暴走(膨張・発煙・発火)を引き起こす危険性があります。
過去に携帯電話やノートパソコンのバッテリー事故が社会問題化したことを受け、2008年(平成20年)11月20日施行の政令改正により、リチウムイオン蓄電池(単電池1個あたりの体積エネルギー密度が400Wh/L以上のもの。リチウムポリマー電池を含む)にも「丸形PSEマーク」の表示が義務化されました。さらにモバイルバッテリーについては、経過措置終了後の2019年(平成31年)2月1日以降、PSEマークと届出事業者名等の表示がない製品の製造・輸入・販売が一切禁止されています。
(写真:粗悪なバッテリーが内部ショートを起こし、膨張・発火した危険な状態)
PSEマークの表示義務等に違反してリチウムイオンバッテリーを輸入・販売した場合、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金(またはその併科。法人には最大1億円以下の罰金)という重い刑罰が定められています。
2.「修理でのバッテリー供給」も法律上の”販売”です
「修理店にPSEは関係あるのか?」という疑問には、経済産業省が公式FAQで明確な答えを示しています。
修理サービスの一環で消費者に対し電池を供給することは販売に該当するため、PSEマーク表示の確認は必要である。 — 経済産業省「リチウムイオン蓄電池の規制対象化に関するFAQ」より要旨
つまり、バッテリー交換修理そのものが電気用品安全法上の「販売」行為であり、修理店には交換用電池の表示を確認する法的な責任があります。さらに、交換用バッテリーを海外から輸入する事業者には、次の義務が課されます。
- 製造・輸入事業の届出(電気用品安全法 第3条)
- 技術基準への適合確認(同 第8条第1項)
- 外観・定格電圧の全数検査と、検査記録の3年間保存(同 第8条第2項)
- PSEマーク・届出事業者名等の表示(同 第10条)
なお、iPhone本体など機器に装着された状態の電池は「機器の一部」として扱われ、電池単体としての規制対象にはならないと解釈されています。規制の焦点は、交換用バッテリーを単体で輸入・供給する場面——まさに修理業の調達実務にあります。部品を仕入れて取り付けるだけの店と、輸入段階から法令上の責任を負う店とでは、安全に対する立場がまったく異なるのです。
3.知られざる恐怖。「偽装PSEマーク」が市場に流通しています
スマートドクタープロは、PSE表示のない部品が市場に広く流通していた時代から、業界に先駆けて法令遵守を掲げ、電気用品安全法の技術基準への適合が確認されたバッテリーのみを導入してきました。現在では法の周知が進み、「PSEマークが付いているのは当たり前」という認識が広まっています。
しかし、ここに新たな落とし穴が存在します。
技術基準への適合を確認し、検査記録を残し、正しくPSEマークを表示するには、相応の試験と費用、そして継続的な管理が必要です。そのため、利益を優先する一部の海外工場や輸入業者が、「実際には安全確認を行っていないのに、パッケージにPSEマークだけをコピーして印刷した【偽装マーク品】」を流通させている事例が確認されています。
「マークが付いているから安心」と信じて格安の交換部品を選んだ結果、数ヶ月でバッテリーが膨れ上がり、画面を押し上げて液晶が割れてしまうといったトラブルは、実際に当店へのご相談としても寄せられています。
年間数千件の交換現場で、私たちが実際に見ているもの
スマートドクタープロでは、バッテリー交換だけで年間数千件の修理を行っています。この規模で交換用バッテリーを自社輸入し、扱い続けていると、市場に流通する部品の品質差は統計ではなく日常の光景として見えてきます。実際、入荷検品の段階で表示に不備のあるものや仕様の疑わしいものに遭遇することがあり、そうした部品は使用せず排除しています。
また、過去に他所で交換されたあと不調になってお持ち込みいただく端末の中には、膨張しかけたバッテリーや、マークの表示内容と実態が一致しない疑いのある部品が組み込まれているケースも確認しています。「PSEマークが印刷されているか」だけでなく、「そのマークが実態を伴っているか」を見極められるのは、年間数千件の交換と自社輸入の検品を積み重ねているからこそだと考えています。
4.スマートドクタープロが約束する品質基準
私たちスマートドクタープロは、お客様ご自身、そして大切なご家族が毎日触れるiPhoneを危険な粗悪品から守るため、以下の品質基準を設けています。
① 電気用品安全法の技術基準に適合した部品のみを使用
当社で使用するバッテリーは、電気用品安全法の技術基準への適合が確認され、丸形PSEマークが正しく表示されたもののみを使用しています。入荷時には外観・電圧等の検品を行い、偽装マーク品や規格外品を排除しています。
② ISO9001:2015に基づく品質マネジメント
「スマートフォンパーツの輸入および修理」の分野において、国際的な品質規格であるISO9001:2015の認証を取得(認証機関:Intertek Certification Japan)。部品の仕入れから修理工程、お引き渡しに至るまで、トレーサビリティ(追跡可能性)と安全管理を徹底しています。
③ 総務省登録修理業者としての責任
電波法(R000002)および電気通信事業法(T000002)に基づく「登録修理業者」として、バッテリー交換の際も他の通信回路等に影響を与えない、適法で確実な修理手順を遵守しています。
スマートドクタープロでのバッテリー交換は、データはそのままで最短30分で完了します。本体交換を勧められることが多い正規店に比べて費用を抑えることができ、さらに交換後3ヶ月間の修理保証をお付けしています。
5.【警告】DIY(ご自身でのバッテリー交換)は絶対にやめてください
近年、インターネットで交換キット等を購入し、ご自身でiPhoneのバッテリーを交換しようとする方(DIY修理)が増えていますが、専門知識のない方の分解作業は極めて危険です。
iPhoneのバッテリーは、強力な両面テープで本体に密着しています。これを取り外す際、専用の工具や手順を用いずに無理に剥がそうとすると、以下のような大事故に直結します。
- バッテリーが少しでも折れ曲がると、内部ショートを起こして瞬時に爆発的に発火・噴煙します(大やけどや火災の原因になります)。
- ピンセットやドライバーの先端でバッテリーの外装フィルムに穴を開けてしまうと、熱暴走を起こします。
- 誤って基板側のチップを傷つけ、iPhoneのデータが完全に消失し、二度と電源が入らなくなるケースが多発しています。
少しの費用を節約しようとして、大切なデータや住まい、何よりお身体を危険に晒すことは絶対に避けてください。バッテリーの消耗や膨張でお困りの際は、確かな技術と検査体制を備えたスマートドクタープロにご相談ください。
6.よくあるご質問
- iPhoneのバッテリーにPSEマークはなぜ必要なのですか?
- iPhoneに使用されるリチウムイオンバッテリーは体積エネルギー密度が高く(単電池1個あたり400Wh/L以上)、製造不良や衝撃によって内部ショートを起こすと発煙・発火の危険性があります。そのため電気用品安全法により、交換用バッテリーを単体で輸入・販売する場合には、技術基準への適合を示す「丸形PSEマーク」と届出事業者名等の表示が義務付けられています。
- 修理店でのバッテリー交換にもPSEは関係ありますか?
- 関係あります。経済産業省は公式FAQで「修理サービスの一環で消費者に対し電池を供給することは販売に該当するため、PSEマーク表示の確認は必要」との見解を示しています。つまりバッテリー交換修理は電気用品安全法上の「販売」行為であり、修理店には交換用電池の表示を確認する法的な責任があります。
- 「PSE認証を取得している」という言い方は正しいのですか?
- 正確ではありません。PSEマークは国や第三者機関から「認証を取得」するものではなく、事業の届出を行った事業者が技術基準への適合を自ら確認し、法令上の義務を履行していることを自ら表示する制度です。マークの信頼性は事業者の誠実さに依存するため、部品を扱う事業者の検査体制や品質管理の実態こそが重要になります。
- PSEマークが付いていれば、どこの修理店で交換しても安全ですか?
- そうとは言い切れません。実際には安全確認を行っていないにもかかわらず、マークだけを無断で印刷した「偽装PSEマーク」の粗悪なバッテリーが市場に流通しています。修理店選びの際は、ISO9001などの品質管理規格を取得し、部品の調達段階から検査体制を持っている事業者を選ぶことが重要です。
- 自分でiPhoneのバッテリーを交換(DIY修理)しても大丈夫ですか?
- 非常に危険ですのでおやめください。リチウムイオンバッテリーは折り曲げたり、ピンセットなどで外装を傷つけたりしただけで、激しく発火(熱暴走)する特性を持っています。重大な火災事故や火傷につながるため、必ず専門の設備と技術を持った修理店にご依頼ください。
安全で長持ち。バッテリー交換のお見積り・ご相談
バッテリー交換後も安全に通信できるかテストします
技術基準適合が確認された安全なバッテリーを使用するのはもちろん、修理・交換作業後にスマートフォンが正常かつ安全に通信を行えるか、専用のテスト環境(シールドボックス等)で入念な検査を実施してからお客様へお返ししています。
このページの監修
スマートドクタープロ(運営:株式会社クレア/法人番号 8120001165987)。総務省登録修理業者(電気通信事業法:T000002/電波法:R000002)・ISO9001:2015認証。年間6万件以上の修理実績をもとに、編集部が作成し技術品質管理室が内容を監修しています。
登録修理業者電気通信事業法:T000002
電波法:R000002

6万件以上(年間)