

【この記事でわかること】
- 修理によってメーカーの技適マークは無効になる
- 登録修理業者(T・R000002)なら技適を再付与できる
- 未登録業者では技適の再付与ができない
- スマートフォンはファームウェア無線設備に該当する
- 訪日外国人のみ技適なし端末の使用が一定期間免除される
「非正規店でiPhoneを修理すると違法になる」「修理したら電波法違反になる」——インターネット上にはこのような情報が溢れています。
しかし、これらの情報の多くは不正確です。正確な知識を持たないまま修理店を選ぶと、本当に大切なことを見落とす可能性があります。この記事では、iPhoneの修理と技適マークの関係について、正確な情報をお伝えします。
目次
技適マークとは何か
技適マーク(技術基準適合証明マーク)とは、その無線機器が日本の電波法で定められた技術基準に適合していることを証明するマークです。
スマートフォンはWi-Fi・Bluetooth・モバイル通信など複数の電波を発する無線機器であり、日本国内で使用するためには技適マークが必要です。
技適マークのない端末の使用は、電波法違反となる恐れがあります。罰則は1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。
なお、訪日外国人に限り、一定期間この規制が免除されていますが、日本国内に居住する方には一切例外はありません。
修理すると技適マークはどうなるのか
ここが多くの方が誤解しているポイントです。
iPhoneを修理すると、メーカーが付与した技適マークは無効になります。
これは事実です。電波法の規定により、特定無線設備に変更の工事を行った場合、元の技適マークの効力は失われます。
つまり厳密に言えば、修理後のiPhoneは技適マークのない状態になります。
補足:スマートフォンはファームウェア無線設備に該当します。
この点が、スマートフォンの技適を理解する上で重要な前提となります。
では、修理したiPhoneはすべて違法なのか
ここで重要になるのが「登録修理業者制度」です。
2015年4月に施行されたこの制度により、総務大臣の登録を受けた修理業者、すなわち登録修理業者は、修理後に技適マークを再付与する権限を持ちます。
| 修理店の種別 | 技適の再付与 | 修理後の状態 |
|---|---|---|
| 未登録業者 | ✕ できない | メーカーの技適が無効のまま |
| 登録修理業者(測定設備なし) | △ 権限はある | 確認なしに再付与 |
| スマートドクタープロ | ✅ 実測の上で実施 | CMW500で測定後にT・R000002を再付与 |
未登録業者で修理した場合、メーカーの技適は無効になり、かつ再付与もできない状態になります。
登録修理業者で修理した場合、メーカーの技適は無効になりますが、登録番号による技適を再付与することができます。
この違いが、修理店選びにおいて本質的に重要な点です。
「登録しているから大丈夫」は本当か
実は、登録修理業者であることは、安心の「入口」に過ぎません。
登録修理業者には技適を再付与する権限があります。しかし権限があることと、実際に適切な確認を行っていることは別の話です。
技適の再付与には本来、修理前後で端末の電波特性に差異がないことを確認する必要があります。この確認には専用の電波測定設備が必要です。
しかし現実には、この測定設備を保有している修理店はほぼ存在しません。

▶ 測定設備を持つ修理店がほぼ存在しない理由については、「電波測定設備を持つスマホ修理店が日本にほぼ存在しない理由」で詳しく解説しています。
スマートドクタープロの技適再付与について
スマートドクタープロは、総務大臣登録修理業者として登録番号T000002(電気通信事業法)・R000002(電波法)を保有しています。
制度施行直後から登録を行い、街の修理業者として日本で最初に登録を完了した業者です。
さらにスマートドクタープロは、世界基準の電波測定器CMW500(ローデ・シュワルツ社製)を自社で保有・運用しています。
修理前に測定し、修理後に測定し、差異がないことを確認した上で登録番号T000002・R000002による技適の再付与を行っています。
「登録しているから再付与できる」ではなく、「測定して確認した上で再付与する」。この違いがスマートドクタープロの品質管理の核心です。
スマートドクタープロの登録番号:
電波法:R000002 / 電気通信事業法:T000002
よくある質問(FAQ)
- iPhoneを修理すると技適マークはどうなりますか?
- 修理によってメーカーが付与した技適マークは無効になります。ただし登録修理業者であれば、修理後に登録番号による技適を再付与することができます。未登録業者では技適の再付与ができません。
- 非正規店でiPhoneを修理すると電波法違反になりますか?
- 未登録業者での修理後は技適マークが無効になり、再付与もできません。技適のない端末の使用は電波法違反となる恐れがあります。登録修理業者であれば修理後に技適を再付与できるため、この問題を回避できます。
- 訪日外国人は技適なしの端末を使えるのですか?
- はい。訪日外国人に限り、一定期間技適のない端末の使用が免除されています。ただしこの免除は日本国内に居住する方には適用されません。
- 登録修理業者であれば技適再付与の確認は不要ですか?
- 登録修理業者には技適を再付与する権限がありますが、適切な確認を行うためには専用の電波測定設備が必要です。設備を持たない修理店では確認なしに再付与している可能性があります。スマートドクタープロはCMW500による実測を行った上で再付与しています。
- スマートドクタープロで修理すれば技適は維持されますか?
- はい。スマートドクタープロは登録番号T000002・R000002を持つ登録修理業者です。修理後にCMW500による電波測定を実施した上で技適を再付与しています。
ご相談・修理のお問い合わせ
スマートドクタープロは日本初の総務大臣登録修理業者(T000002・R000002)として、修理後の電波測定と技適再付与を責任を持って実施しています。予約不要・即日対応・全国郵送修理も承っています。
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この記事の執筆・監修 スマートドクタープロ 技術開発チーム 2009年創業。日本初の総務大臣登録修理業者(T000002 / R000002)。ISO9001:2015認証取得(スマートフォンパーツ輸入・修理)。ローデ・シュワルツ社製CMW500等の専用測定器を約8年間実運用。年間6万件以上のApple製品・Android端末修理実績を持つ専門家チームが、現場の経験に基づいてコンテンツを作成・監修しています。 |



























