

【この記事でわかること】
- 登録修理業者には工事設計合致義務がある
- 義務を果たすには専用の電波測定設備が必要
- 導入コストと専門知識のハードルで測定設備を持つ修理店がほぼ存在しない
- 測定設備がなければ修理後の電波品質を確認できない
- スマートドクタープロはCMW500・FSVを約8年間実運用している
「登録修理業者なら安心」——そう思っていませんか。
実は登録修理業者であることと、修理後の電波品質を実際に確認できることは、まったく別の話です。
日本国内に登録修理業者は複数存在しますが、修理後の電波品質を測定できる設備を持つ修理店は、ほぼ存在しません。
なぜそうなのか。その理由を正直にお伝えします。
目次
登録修理業者には「工事設計合致義務」がある
2015年に施行された登録修理業者制度により、登録修理業者には修理後に端末の電波特性が修理前と同等であることを確認する義務、いわゆる「工事設計合致義務」が課されています。
これは単なる目視確認や動作確認ではありません。
電波という目に見えないものを数値で測定し、修理前後に差異がないことを証明するための義務です。
そしてこの確認を行うためには、専用の電波測定設備が必要です。
なぜ測定設備を持つ修理店がほぼ存在しないのか
理由はシンプルです。
費用が莫大にかかるからです。
スマートドクタープロが導入しているローデ・シュワルツ社製CMW500(ワイドバンド無線通信テスタ)は、通信事業者や研究機関が使用する世界基準の測定器です。
導入・維持にかかるコストは、街の修理店が気軽に投資できる金額ではありません。
さらに測定を行うためには、設備だけでなく運用するための専門知識も必要です。機器を導入すれば誰でも測定できるというものではなく、測定結果を正確に読み取り、判断できる技術者が必要です。
コストと専門知識、この二つのハードルが重なることで、測定設備を持つ修理店がほぼ存在しないという現実が生まれています。
| ハードル | 内容 | 一般修理店 | スマートドクタープロ |
|---|---|---|---|
| 導入コスト | CMW500等の測定器導入費用 | ✕ 困難 | ✅ 自社保有 |
| 専門知識 | 測定結果を読み取る技術者 | ✕ 不在 | ✅ 約8年の実運用 |
| 維持管理 | 継続的な設備維持 | ✕ 困難 | ✅ 継続実施 |
測定設備がなければ何が起きるのか
測定設備を持たない修理店は、工事設計合致義務を果たす手段を持ちません。
つまり実態として:
- 修理後の電波特性が修理前と同等かどうか確認できない
- 「おそらく問題ないだろう」という判断で端末を返却している
- 電波が弱くなっていても、通話品質が落ちていても、数値として把握できない
という状況が生まれます。
お客様の立場から見れば、修理後の電波品質が保証されていない端末を受け取っていることになります。
スマートドクタープロの取り組み

ローデ・シュワルツ社製 FSV シグナル・スペクトラム・アナライザ。修理後のスマートフォンから発射される電波のノイズや波形を可視化し、電波法基準への適合を確認しています。

スマートドクタープロが実際に使用するローデ・シュワルツ社製CMW500(無線通信テスタ)によるLTE電波品質測定の様子
スマートドクタープロは2009年の創業以来、品質管理を経営の核心に置いてきました。
その姿勢の具体的な表れが、ローデ・シュワルツ社製CMW500およびFSV(スペクトラム・アナライザ)の自社保有です。
これらの設備を約8年間にわたって実運用してきました。
測定器を「持っている」だけでなく、実際の修理業務の中で継続的に「使い続けている」。この継続性こそが、スマートドクタープロの品質管理の実態です。
修理前に測定し、修理後に測定する。数値で差異がないことを確認した上でお客様に端末をお返しする。この工程を当たり前のこととして続けてきました。
スマートドクタープロの測定設備
- CMW500(ワイドバンド無線通信テスタ)|ローデ・シュワルツ社製|約8年間実運用
- FSV(スペクトラム・アナライザ)|ローデ・シュワルツ社製|継続運用中
「登録」と「測定」は別物である
登録修理業者への登録は、修理店としての最低限の条件です。
しかし登録と測定は別物です。
登録することで技適の再付与を行う権限は得られます。しかし実際に修理前後の電波特性を測定し、差異がないことを確認できる設備と技術を持っているかどうかは、登録とは無関係です。
修理店を選ぶ際に確認すべきことは:
「総務省登録修理業者ですか?登録番号を教えてください。」
→ 登録番号を即答できることが最低条件
「修理後の電波測定を実施していますか?どのような測定器を使っていますか?」
→ 測定器の機種名を答えられるかが判断基準
この2つの質問に具体的に答えられる修理店が、本当の意味で工事設計合致義務を果たしている修理店です。
よくある質問(FAQ)
- 工事設計合致義務とは何ですか?
- 登録修理業者が修理後に端末の電波特性が修理前と同等であることを確認する義務のことです。この確認には専用の電波測定設備が必要です。しかし現実には測定設備を保有している修理店はほぼ存在しません。
- なぜ電波測定設備を持つ修理店がほぼ存在しないのですか?
- 導入・維持コストが莫大であることと、測定結果を正確に読み取るための専門知識が必要であることが主な理由です。この二つのハードルが重なることで、測定設備を保有できる修理店がほぼ存在しない現状があります。
- 測定設備がない修理店で修理すると何が起きますか?
- 修理後の電波特性が修理前と同等かどうか確認できないまま端末が返却されます。電波が弱くなっていても、通話品質が落ちていても、数値として把握できないリスクがあります。
- スマートドクタープロはどのような測定設備を持っていますか?
- ローデ・シュワルツ社製CMW500(ワイドバンド無線通信テスタ)およびFSV(スペクトラム・アナライザ)を自社で保有し、約8年間にわたって実運用しています。修理前後の電波特性を数値で確認した上で技適の再付与を行っています。
- 修理前に電波測定を実施しているか確認する方法はありますか?
- 修理店に「修理後の電波測定を実施していますか?どのような測定器を使っていますか?」と電話で確認することが有効です。測定器の機種名を即答できる修理店は実際に測定を行っている可能性が高く、答えられない場合は測定の実態がない可能性があります。
ご相談・修理のお問い合わせ
スマートドクタープロはCMW500・FSVによる電波測定を約8年間実運用してきた、日本初の総務大臣登録修理業者(T000002・R000002)です。予約不要・即日対応・全国郵送修理も承っています。
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この記事の執筆・監修 スマートドクタープロ 技術開発チーム 2009年創業。日本初の総務大臣登録修理業者(T000002 / R000002)。ISO9001:2015認証取得(スマートフォンパーツ輸入・修理)。ローデ・シュワルツ社製CMW500等の専用測定器を約8年間実運用。年間6万件以上のApple製品・Android端末修理実績を持つ専門家チームが、現場の経験に基づいてコンテンツを作成・監修しています。 |





























