
海水で水没し、電源が入らなくなった Galaxy M52。他社ではまず「バッテリー交換で直る」と案内され交換したものの、結局起動せず——旅行の写真をどうしても取り戻したいと、Google検索でお調べになってご来店くださいました。
分解すると、USB-C(Type-C)端子や電源まわりに海水による広い腐食がありました。基板の洗浄と損傷箇所の修理を行い、写真もLINEもそのまま、翌日にはお返しできました。この記事では、なぜ「水没にバッテリー交換」では直らないのか、その理由もあわせてご説明します。
ご依頼内容
| 機種 | Galaxy M52(サムスン/Android・5G) |
|---|---|
| ご相談内容 | 海水で水没し、電源が入らない |
| これまでの経緯 | 他社でバッテリー交換をしたが直らなかった |
| ご相談のきっかけ | 旅行の写真を取り戻したく、Google検索で当日〜翌日対応の店をお探し |
| 診断結果 | USB-C端子・電源まわりの海水による腐食(水没状態での通電で損傷が拡大) |
| ご希望 | 写真・LINEのデータを残して復旧したい |
| 結果 | 基板洗浄・修理でデータそのまま復旧、翌日ご返却 |
経緯——海水没のあと「バッテリー交換」でも直らなかった
ご相談者様は、海水で水没させてしまった Galaxy M52 が電源の入らない状態になり、まず別のお店に持ち込まれました。そこでは「バッテリー交換で直る」と案内され交換したものの、結局起動せず、旅行の思い出の写真をどうしても取り戻したい一心で、当日〜翌日に対応できる店をGoogleでお探しになり、当店(大阪・心斎橋)にご来店くださいました。
お預かりして分解すると、内部には海水による腐食(サビ)が広がっていました。とくに充電口(USB-C/Type-C)まわりの傷みが目立ちます。


なぜ「水没にバッテリー交換」では直らないのか
水没した端末は、内部に水分・塩分が残ったまま通電するたびに、腐食(サビ)とショートが進行します。バッテリー交換は「新しい電気を流す」処置であり、原因である腐食や損傷そのものを直すものではありません。それどころか、水分が残った状態で電気を流すと、USB-C端子や電源IC(電源を制御する部品)などのダメージがかえって広がってしまうことがあります。
今回も、他社でのバッテリー交換では起動せず、当店にお持ち込みいただいた時点で腐食は基板の各所に及んでいました。「水没かもしれない」と思ったら、バッテリー交換で様子を見るのではなく、はじめから基板修理・データ復旧に対応できる店へお持ち込みいただくのが、結果的に費用も時間も抑えられる選択です。

修理内容——洗浄・腐食除去でデータを残して復旧
基板を取り出して洗浄と腐食の除去を行い、損傷していた箇所を修理しました。写真や連絡先などのデータは、ストレージ(記憶チップ)が無事であればそのまま残せるケースが多くあります。今回も、写真もLINEもそのまま、翌日にはご返却できました。

- 電源を入れ直す・充電する:残った水分・塩分に通電すると、腐食とショートが一気に進みます。
- 「とりあえずバッテリー交換」で様子を見る:原因の腐食は直らず、かえって損傷が広がることがあります。
- ドライヤーで乾かす/振って水を出す:熱や振動で、水分や汚れを内部の奥へ広げてしまいます。
- 放置する:とくに海水は腐食が早く、時間の経過が復旧の可能性を下げます。
水没に気づいたら、電源を切ったままの状態で、できるだけ早く基板修理・データ復旧に対応できる店へご相談ください。
Galaxy・Androidの水没修理について——メーカー・型番をお知らせください
当店では、iPhoneだけでなくGalaxy(ギャラクシー)をはじめとするAndroidの水没・基板修理・データ復旧にも対応しています。Androidは、サムスン(Galaxy)/ソニー(Xperia)/シャープ(AQUOS)/Google(Pixel)/Xiaomi/OPPOなどメーカーと機種が非常に多く、内部構造も機種ごとに異なります。
そのため、ご相談の際にメーカー名と端末の型番(例:Galaxy M52、SM-M526 など)をお知らせいただけると、部品の準備や診断がスムーズです。型番は本体の設定画面や、購入時の箱・保証書で確認できます。遠方の方は郵送でのご相談も可能です。
「他社ではバッテリー交換で直ると言っていましたが、結局直せなくて、一時はどうなることかと思いました。写真やLINEが取り戻せて安心しました。それも翌日には直って、大変感謝しています。ありがとうございました。」
※ 実際にご依頼いただいたお客様より、掲載の許可をいただいて紹介しています。修理の可否・内容・期間は端末の状態により異なります。
よくあるご質問
Q. Galaxy(ギャラクシー)の水没修理・データ復旧はできますか?
はい、対応しています。今回のGalaxy M52のように、水没して電源が入らないAndroid端末の基板修理・データ復旧のご相談をお受けしています。まずは機種(型番)と症状をお知らせください。
Q. 海水やプールで水没しました。真水より危険ですか?
はい。海水やプールの水は塩分・不純物を含むため、真水よりも腐食(サビ)が早く進みます。とくに海水没は時間との勝負です。電源を切ったまま、できるだけ早くご相談ください。
Q. 水没した端末に、バッテリー交換をしても大丈夫ですか?
おすすめしません。バッテリー交換は原因である腐食や損傷を直すものではなく、水分が残った状態で通電することで、USB-C端子や電源ICなどのダメージがかえって広がることがあります。水没が疑われる場合は、はじめから基板修理・データ復旧に対応できる店へお持ち込みください。
Q. 他社でバッテリー交換をしても直りませんでした。データはもう諦めるしかないですか?
いいえ、諦める前にご相談ください。今回の事例も、他社のバッテリー交換では起動しませんでしたが、基板の洗浄・修理でデータそのまま復旧できました。データを記録するストレージ(記憶チップ)が無事であれば、復旧できる可能性があります。まずは診断をおすすめします。
Q. 電源が入らないGalaxyでも、写真やLINEは残せますか?
電源が入らない原因が基板の腐食やショートである場合、その箇所を修理することで、データそのままの起動を回復できることがあります。ストレージ自体が無事であれば、写真・LINEなどを残したまま復旧できるケースが多くあります。状態により結果は異なります。
Q. 遠方ですが対応できますか?どのくらいで直りますか?
ご来店のほか、全国から郵送修理も受け付けています。修理にかかる期間は端末の状態によりますが、今回のように翌日にお返しできた事例もあります。状態を確認のうえ、作業前にお時間の目安と料金をご案内します。
Q. 修理を申し込むとき、何を伝えるとスムーズですか?
Androidはメーカー・機種が多いため、メーカー名と端末の型番(例:Galaxy M52/SM-M526 など)、そしてどんな症状か・いつ・どのように濡れたかをお知らせいただけると、部品の準備や診断がスムーズです。型番は本体の設定画面や、購入時の箱・保証書で確認できます。
Q. 水没に気づいたら、まず何をすればいいですか?
まず電源を切り、充電や再起動を繰り返さないでください。ドライヤーや乾燥剤・米びつでの乾燥は、内部の腐食を止められないためおすすめしません。電源を切ったまま、できるだけ早く基板修理・データ復旧に対応できる店へお持ち込みください。
用語集(海水没・基板修理・データ復旧ほか)
- 海水没:海水でスマートフォンが水没すること。塩分・不純物を含むため、真水より腐食が早く進む。
- 腐食(サビ):残った水分・塩分と通電により、基板や端子の金属部分が変色・劣化すること。放置で広がる。
- 電源IC:スマホの電源を制御する基板上の部品。腐食・ショートすると電源が入らない原因になる。
- USB-C(Type-C)端子:充電ケーブルを挿す差込口とその周辺の部品。水没で腐食すると充電・通電に不具合が出る。
- 基板(ロジックボード)修理:画面やバッテリーなどの部品交換ではなく、内部の電子基板そのものの損傷箇所を特定して修理すること。
- データ復旧:故障した端末から写真・連絡先などのデータを取り出す・残すこと。ストレージが無事であれば可能性が高い。
- 型番(モデル番号):機種を特定する番号(例:Galaxy M52=SM-M526 など)。設定画面や箱・保証書で確認できる。
この記事の監修
スマートドクタープロ(運営:株式会社クレア/法人番号 8120001165987)。総務省登録修理業者(電気通信事業法:T000002/電波法:R000002)・ISO 9001:2015認証。基板の電源IC・充電IC・漏電まで診断・修理できる技術力と、年間6万件以上の修理実績をもとに、編集部が作成し、代表・古賀潤一郎(大阪心斎橋本店)が監修しています。
登録修理業者電気通信事業法:T000002
電波法:R000002

6万件以上(年間)