修理事例・お客様の声

iPhone 17 Proがリンゴループ(エラー4013)|他店で「データ復旧は難しい」→データそのまま復旧した事例

iPhone 17 Proが水濡れでリンゴループ(エラー4013)・データそのままで復旧しセカンドオピニオンで翌日返送した事例|スマートドクタープロ大阪心斎橋
この事例の結論

水濡れが原因でリンゴループとなり、パソコンでの復元も「エラー4013」で失敗、他の修理店では「データを保持したままの復旧は難しい」と案内された iPhone 17 Pro。当店にご郵送いただいた結果、端末到着の翌日には、データそのままの状態で発送・ご返却できました。

「他店で無理と言われた=データが消えた」ではありません。この記事では、実際の修理経過とあわせて、なぜこうした診断の差が生まれるのかを、修理の現場からご説明します。

水濡れによりリンゴループとなったiPhone 17 Proの分解修理の様子(画面・本体・バッテリーとシールド類)
水濡れでリンゴループとなったiPhone 17 Pro。画面・本体・バッテリー/シールドを分解して診断していく。

ご依頼内容

機種iPhone 17 Pro
症状リンゴループ/リカバリーモード。PC復元はエラー4013で失敗
原因浴室での使用による水濡れ・湿気の侵入
他店での経緯大手修理チェーン店で開封・診断後、「データを残した復旧は難しい」との案内
ご依頼方法郵送修理(セカンドオピニオンとして)
結果データそのままで復旧・到着翌日に返送

故障までの経緯——浴室での使用から、ある日突然リンゴループに

お客様は日頃から浴室で音楽を聴くなど、湿気の多い環境でiPhoneを使用されていました。ある晩、iPhoneが突然リンゴマークの表示を繰り返す「リンゴループ」状態に。リカバリーモードにはなるため、ご自身でパソコンに接続しファームウェアの更新を試みられましたが、ソフトウェアの抽出・更新の途中で電源が落ちて再起動してしまい、毎回エラー4013で停止する状態でした。

エラー4013は、Appleの公式サポートでも案内されている復元エラーのひとつで、パソコン側ではなくiPhone本体側のハードウェアに起因して発生することがあるコードです(参考:Apple公式サポート「iPhoneをアップデート/復元できない場合」)。

他店での診断——「データを残したままの復旧は難しい」

お客様はまず、お近くの大手修理チェーン店に持ち込まれました。開封の結果、内部に水分が確認され、最小構成での起動確認などを行っても改善せず、基板修理の工程へ。数日後、「データを保持したままの復旧は難しい」との連絡を受けられたそうです。

ここでお客様は疑問を持たれました。「海に落として長時間浸かったわけでもないのに、いきなりデータそのものが失われるだろうか。もっと手前の回路が先に壊れているのではないか」——実は、この直感は的を射ていました。

当店での診断と修理——データはそのまま、到着翌日に返送

セカンドオピニオンとして当店に郵送でご依頼いただき、到着後すぐに診断を開始しました。

iPhone 17 Proの内部。基板修理のため取り外したバッテリーとシールドプレート
基板修理のため、バッテリーとシールドプレートを取り外して内部を確認。

診断の結果、データを記録しているストレージ(NAND)そのものは無事でした。水濡れによる不具合では、データ領域が直接壊れるより先に、その周辺の回路が損傷しているケースが少なくありません。損傷箇所を特定して基板修理を行ったところ、端末は正常に起動。写真・連絡先・LINEのトーク履歴まで、データはすべてそのままの状態でご返却できました。

iPhone 17 Proのロジックボード周辺。水分侵入の影響を診断している様子
ロジックボード周辺を拡大。水分侵入の影響を一箇所ずつ診断していく。

作業は端末到着の当日中に完了し、翌日には発送。他店で約1週間を要したご案件でしたが、データを守るうえで水濡れは時間との闘いです。内部に残った水分や湿気は、通電のたびに腐食を進めるため、対応が早いほど復旧の可能性は高くなります。

お客様の声(Googleクチコミより・一部抜粋)

結論から言うと、端末が到着した翌日には返ってくるほどの早さ、そして正確さでした。データも無事に保持したまま復旧していただけました。(中略)特に重度の水没など時間との闘いの場合、初めからこちらに送る方が良いです。

※お客様の許可を得て掲載しています。

当店の修理現場から——なぜ「診断の差」が生まれるのか

今回のような事例で知っていただきたいのは、修理店の間にあるのは単純な「技術力の差」ではなく、業態の違いだということです。

多くの修理店では、画面やバッテリーなどのパーツ交換が業務の中心です。これ自体は正当な修理の形ですが、基板(ロジックボード)レベルの故障は交換では対応できないため、外部の業者への委託となるのが一般的です。委託になると、往復の輸送で日数がかかるうえ、診断した技術者とお客様の間に距離が生まれ、「なぜ難しいのか」の詳しい説明が届きにくくなります。今回のお客様が受付で「技術部ではないため詳細は分からない」と言われたのは、まさにこの構造によるものです。

当店では、診断から基板修理までを店内で完結しています。2009年の創業以来、基板修理を店外に出したことはありません。診断した技術者がそのまま修理を行うため、状態確認から作業判断までに時間差がなく、水濡れのように一刻を争う症状ほど、この差が結果に表れます。

また当店は、総務省の登録修理業者(登録番号 R000002)として、修理工程や使用部品が電波特性に与える影響を継続的に検証する品質管理試験設備(CMW500・2016年より導入)を運用するなど、「直る」だけでなく「安心して使い続けられる」修理体制を整えています。

水濡れ・リンゴループでデータを守るために——現場からのお願い
  • 浴室・プールサイドでの使用は避けてください。iPhoneの耐水性能は経年で低下し、湯気・湿気は防げません。
  • リンゴループになったら、むやみに充電・再起動を繰り返さないでください。水濡れが疑われる場合、通電のたびに内部の腐食が進みます。
  • ご自身での復元操作は慎重に。エラー4013などで復元が完了しない場合、原因がハードウェア側にある可能性があります。操作を重ねる前にご相談ください。
  • 日頃のバックアップが最大の保険です。iCloudのほか、パソコンや外部ストレージへの分散保存をおすすめします。
  • 他店で「データ復旧は難しい」と言われても、諦める前にセカンドオピニオンを。診断は業態によって結論が変わることがあります。

よくあるご質問

Q. 他店で開封・修理された後の端末でも依頼できますか?

はい、可能です。今回の事例も他店で開封後のご依頼でした。ただし、開封や作業の内容によって状態が変わっている場合があるため、経緯をできるだけ詳しくお知らせください。

Q. エラー4013とは何ですか?

パソコンでiPhoneを復元・アップデートする際に表示されるエラーのひとつで、iPhone本体側のハードウェアに原因があって発生することがあります。復元操作を繰り返す前に、点検を受けることをおすすめします。

Q. リンゴループになったら、データはもう取り出せないのですか?

いいえ。リンゴループは「起動が完了しない」状態であり、データを記録するストレージ自体は無事であるケースが多くあります。原因となっている箇所を修理することで、データそのままの復旧が可能な場合があります。

Q. 水没・水濡れからどのくらいの時間なら間に合いますか?

一概には言えませんが、早いほど復旧の可能性は高くなります。内部の水分は通電のたびに腐食を進めるため、症状に気づいたら電源を切り、できるだけ早くご相談ください。

Q. 郵送修理はどのように依頼すればよいですか?

郵送修理のご案内ページからお申し込みください。全国から受け付けており、今回の事例のように到着後すぐに診断を開始します。

Q. 基板修理の料金はどのくらいですか?

症状と作業内容により異なります。診断のうえ、作業前にお見積もりをご案内し、ご了承をいただいてから着手します。詳しくは基板修理のご案内をご確認ください。

Q. 修理を依頼する前に自分でやっておくことはありますか?

水濡れが疑われる場合は、充電や再起動を繰り返さず、電源を切った状態でお送りください。乾燥剤や米びつに入れる民間療法は、腐食の進行を止められないためおすすめしません。

Q. 直らなかった場合、料金はかかりますか?

基板修理は端末の状態を確認したうえでお見積もりをご案内します。詳細は基板修理のご案内をご確認いただくか、お気軽にお問い合わせください。

用語集(リンゴループ・エラー4013・基板修理ほか)
  • リンゴループ:iPhoneの起動時にAppleのロゴが表示と消灯を繰り返し、ホーム画面まで進めない状態。
  • エラー4013:パソコンでの復元・アップデート時に表示されるエラーコード。本体側ハードウェアの不具合が原因で発生することがある。
  • リカバリーモード:iPhoneをパソコンに接続して復元・アップデートを行うための特殊な起動モード。
  • 基板(ロジックボード)修理:画面やバッテリーなどの部品交換ではなく、iPhone内部の電子基板そのものの損傷箇所を特定して修理すること。
  • NAND(ストレージ):写真や連絡先などのデータが記録されている記憶チップ。
  • 最小構成起動:故障箇所を切り分けるため、必要最小限の部品だけを接続して起動を確認する診断手法。
  • セカンドオピニオン:他店の診断結果について、別の修理店の診断・見解を求めること。
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この記事の監修
執筆:スマートドクタープロ編集部監修:古賀潤一郎(代表)

スマートドクタープロ(運営:株式会社クレア/法人番号 8120001165987)。総務省登録修理業者(電気通信事業法:T000002/電波法:R000002)・ISO9001:2015認証。基板の電源IC・充電IC・漏電まで診断・修理できる技術力と、年間6万件以上の修理実績をもとに、編集部が作成し、代表・古賀潤一郎(大阪心斎橋本店)が監修しています。

総務省
登録修理業者
電気通信事業法:T000002
電波法:R000002
ISO 9001:2015
年間修理実績
6万件以上
(年間)
掲載情報は公開日時点の内容です。Appleの仕様変更・iOSアップデート・法令改正などに応じて、技術品質管理室が定期的に内容を見直し・更新しています。