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車に踏まれたiPhone13、データは取り出せる?CPU・NANDクラックの現実|大阪のiPhone基板修理

車に踏まれたiPhone 13のデータ復旧診断事例|CPU・NANDメモリのクラックで復旧不可となった正直な事例|スマートドクタープロ大阪心斎橋本店
結論

雨の中、バイクの走行中に落としてしまい、後続の車に何度も踏まれて全損したiPhone 13。「中のデータだけでも取り出したい」とのご依頼で、まず基板の診断から始めました。しかし診断の結果、CPUとNANDメモリの両方にクラック(ヒビ)が入っており、データ復旧はできず、診断のみで完了となりました。データが保存されているNANDメモリ自体が物理的に割れている場合、取り出しは極めて困難です。外観がどれだけひどくても基板が生きていれば復旧の可能性はありますが、中枢まで損傷すると難しくなります。だからこそ、諦める前の「まず診断」が大切です。東大阪市 DS様の、正直な診断事例としてご紹介します。

車に踏まれて背面パネルとカメラ部が大きく破損し、フレームが露出したiPhone 13(東大阪市 DS様・データ復旧診断)
写真A:バイクから落下し後続車に踏まれたiPhone 13。背面・カメラ部が大きく破損し、内部フレームが露出しています。

1.今回の状況|雨の日、バイクから落として後続の車に踏まれる

ご来店されたのは、東大阪市からお越しのDS様。バイクがご趣味で、雨の中お急ぎでご自宅へ帰られる途中の事故でした。走行中にiPhone 13を落としてしまい、さらに後続の車に何度も踏まれてしまったとのことです。

お持ち込みいただいた端末は、ひと目で「相当なダメージだ」とわかる状態でした。背面パネルとカメラ部分は大きく破損し、内部のフレームや基板が露出。落下の衝撃に加え、複数回の踏みつけと雨(水分)が重なった、非常に厳しいコンディションです。

2.ご依頼内容|「中のデータだけでも取り出したい」

DS様のご希望は「本体は諦めるが、中のデータだけでも取り出したい」というものでした。写真や連絡先など、どうしても諦めきれない大切なデータが入っているというお客様は本当に多くいらっしゃいます。

そこで当店では、いきなり修理を進めるのではなく、まず基板の診断からスタートさせていただきました。

この事例のポイント
  • 外観が全損レベルでも、基板(特にNANDメモリ)が生きていればデータ復旧の可能性はある
  • 逆に、データを保存するNANDメモリやCPUが物理的に割れていると、復旧は極めて困難
  • だからこそ、見た目で判断せず「まず診断」で可否を見極めることが大切
  • 今回はCPUとNANDにクラックがあり復旧不可。できないことを正直にお伝えしました
  • 当店の重度破損データ復旧は数百台規模の対応実績体感でおよそ半数はデータを残せています(裏を返せば半数は残せません)

3.なぜ、いきなり修理せず「診断」から始めるのか

当店ではこれまで、車に踏まれた・水没したといった重度破損の端末からのデータ復旧に、数百台規模で対応してきました。当店の体感では、こうした重度のケースでもおよそ半数はデータを残すことができています。外装の酷さと、データが残せるかどうかは、必ずしも一致しません。だからこそ、見た目で諦めずに「まず診断」なのです。

実際、当店では外観だけで「もうダメです」と判断するのではなく、基板を一つひとつチェックする診断を必ず行います。今回のDS様の端末も、この診断からスタートしました。

内部フレームと基板が露出したiPhone 13の裏面。車に踏まれて基板中枢まで損傷(データ復旧診断)
写真B:分解して内部を確認。踏みつけの衝撃が基板の中枢部にまで及んでいました。

4.診断結果|CPUとNANDメモリにクラック(ヒビ)が入っていた

DS様のiPhone 13を診断させていただいた結果は、CPUとNANDメモリの両方にクラック(ヒビ)が入っている状態でした。

  • CPU(SoC):iPhoneの頭脳にあたる部分。データの暗号処理・保護にも関わります。
  • NANDメモリ:写真・連絡先・アプリのデータなど、あなたのデータそのものが保存されている場所です。

NANDメモリが物理的に割れるということは、データが刻まれた石板そのものが割れた、ということです。表面のヒビではなく、記録の実体そのものが損なわれている状態でした。今回はNANDに加えてCPUまで損傷していたため、データを残すことができず、診断のみで完了という結論に至りました。

雨の中を走行するバイクからの落下、そして車による複数回の踏みつけという衝撃を考えると、基板の中枢まで割れてしまったのは無理もないダメージでした。

用語の解説

NANDメモリ

写真・連絡先・アプリのデータなど、ユーザーのデータそのものが保存されているストレージです。ここが物理的に割れる(クラックが入る)と、記録された情報の読み出しが極めて難しくなり、データ復旧の可否を大きく左右します。

CPU/SoC・Secure Enclave

SoCは、CPUをはじめ複数の機能を1つに統合したiPhoneの主要チップで、データの保護・暗号処理にも関わります。内部のSecure Enclaveがデータを強力に暗号化しているため、ストレージだけを取り出して読み出すことはできず、データを残すには端末を起動できる状態に修理する必要があります。CPU自体が割れていると、この起動そのものが難しくなります。

基板修理(マイクロはんだ付け)

基板上のチップやコネクタなど、微細な部品を顕微鏡下で修理・交換する技術です。断線やショート程度であれば基板修理で起動を復旧し、データを残せる場合があります。ただしチップ自体が物理的に割れているクラックは、はんだ付けでは修復できません。今回のケースがこれにあたります。

クラック(チップ割れ)

強い衝撃で、チップの内部(シリコンダイ)に入ってしまうヒビのことです。外から見えないことも多く、診断して初めて判明します。NANDやCPUにクラックが入ると、通電しても正常に動作せず、データ復旧が困難になります。

5.データが「残せる可能性があるケース」と「難しいケース」

同じ「全損」「起動しない」でも、データ復旧の可否は基板・チップの状態で大きく変わります。目安として次のように考えていただくと分かりやすいです。

可能性があるケース(諦めないでほしい状態)
  • 画面や外装が割れているだけで、基板は無事
  • 水没・ショートだが、洗浄や基板修理で起動を復旧できる
  • コネクタや配線の断線など、交換・修復が可能な損傷
復旧が難しいケース
  • NANDメモリ(データ保存部)が物理的に割れている
  • CPU/SoCが割れている(起動そのものができない)
  • 長時間の海水没などで、チップ内部まで腐食が深く進行している

今回のDS様の端末は、残念ながら後者(NAND・CPUのクラック)に該当しました。ただしこれは診断して初めて分かることです。見た目が同じくらい酷くても復旧できる端末はありますので、自己判断で諦めず、まずはご相談ください。

落下・破損の直後にやってはいけないこと
  • 電源を無理に入れ直す・充電する(水分が残っていると通電でショートし、生きていたデータを失う決定打になります)
  • 濡れた端末をドライヤーで乾かす・振る・分解する
  • 破損したまま長期間放置する(水分・腐食が進みます)

参考:水濡れ・液体による損傷への対応については、Apple公式サポート「iPhone の液体による損傷」もあわせてご確認ください。

ご自身の端末が「残せる側」か「難しい側」か——まずは診断でお確かめください

0120-960-690

データ復旧の「確率」について——一番よくいただくご質問に、正直にお答えします

お気持ちはよく分かります。ですが、先にはっきりお伝えします。データ復旧に「何%」はありません。あるのは「残せる」か「残せない」かの二つだけです。

そして、そのどちらになるかは、実は落とした瞬間・踏まれた瞬間に、もう決まっています。強い衝撃でチップのどこにヒビが入ったか——データの保存場所(NANDメモリ)や頭脳(CPU)を外れていれば残せます。直撃していれば、どんな技術をもってしても残せません。コインはすでに投げられていて、私たちの仕事は結果を変えることではなく、診断でコインの表裏を正確に読むこと。そして、可能性が残っている端末から、確実にデータを取り切ることです。

参考までに、当店がこれまで数百台規模で対応してきた重度破損のデータ復旧では、体感としておよそ半数がデータを残せています。裏を返せば、半数は残せません。もし「95%復旧できます」といった数字をどこかでご覧になったら、その分母に何が含まれているのかを考えてみてください。物理的に割れたチップは、誰にも直せないのです。

ですから、電話口で「私の場合は何%ですか」とお尋ねいただいても、診断の前にお答えすることは、誠実な店ほどできません。「たぶん大丈夫」と言うのは簡単ですが、それはお客様への嘘になります。私たちがお約束できるのは確率ではなく、正確な診断と、正直な結果報告です。

——そして、この「運」に人生の写真を賭けなくて済む方法が、たった一つだけあります。日頃のバックアップです。

6.今回の修理のまとめ

お客様東大阪市 DS様(バイクがご趣味)
機種iPhone 13
ご相談内容雨天走行中にバイクから落下 → 後続車に複数回踏まれて全損。データを取り出したい
症状背面・カメラ部の大きな破損、フレーム露出、基板の露出・損傷
作業基板の分解診断(データ復旧の可否判定)
診断結果CPU・NANDメモリにクラック(ヒビ)→ データ復旧は不可
結果診断のみで完了。データは残せず。お客様は新端末のご購入を決断

7.お客様のご決断|「ここまで調べてもらえたなら、諦めがつきました」

診断結果を正直にお伝えしたところ、DS様は「ここまで調べてもらえたなら諦めがつきました」と、新しい端末をご購入されるとのことでした。

「復旧できませんでした」という結果をお伝えするのは、私たちにとっても心苦しいことです。ですが、できないことを『できるかも』と曖昧にせず、ありのままの診断結果をお伝えすることが、お客様が次の一歩(買い替えのご決断)へ進むための大切な区切りになると考えています。

8.「AI検索(クロードAI)で調べて来ました」

今回とても印象的だったのが、DS様がAI検索(Claude AI/クロードAI)で当店を調べて来店されたという点です。「車に踏まれた iPhone データ」「iPhone データ復旧 大阪」といったお悩みを、今はGoogleだけでなくAIに相談して修理店を探す方が増えています。

当店は、そうしたAI検索経由でお越しになるお客様にも正確で確かな情報をお届けできるよう、こうした事例を包み隠さず記録しています。

9.よくあるご質問

Q. 車に踏まれたiPhoneでも、データは取り出せますか?

端末によります。外装が全損でも基板(特にNANDメモリ)が無事なら、復旧できる可能性は十分にあります。当店では車に踏まれた端末からデータを残せた事例もあります。一方で、今回のDS様のようにNANDやCPUが物理的に割れていると、復旧は極めて困難です。可否は診断しないと分かりませんので、まずはご相談ください。

Q. 画面もバキバキで電源も入りませんが、データ復旧できますか?

電源が入らない原因が「画面・バッテリー・配線・基板の修復可能な損傷」であれば、修理して起動を復旧し、データを残せる場合があります。原因が「NAND・CPUのクラック」だと難しくなります。電源が入らない状態でも、まずは電源を入れ直そうとせずにお持ち込みください。

Q. NANDメモリやCPUが割れると、なぜデータが復旧できないのですか?

NANDメモリはデータそのものが記録されているチップで、ここが物理的に割れると記録の読み出しが極めて難しくなります。CPU(SoC)はデータの暗号処理に関わり、割れていると端末を起動できません。iPhoneはSecure Enclaveでデータを強力に暗号化しているため、チップだけ取り出して読むことができず、起動できる状態に直す必要があります。両方が割れると、その手立てが取れなくなります。

Q. 診断だけでもお願いできますか?費用はどうなりますか?

はい、データ復旧の可否を確認する基板診断のみのご依頼も承っています。基板診断は7,700円(税込)です。診断の結果、復旧に基板修理などが必要と判明した場合は、内容と費用を事前にご説明したうえで進めます。電話・店頭での簡単なご相談や料金の目安のご案内は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

Q. データが復旧できなかった場合、どうなりますか?

診断の結果、今回のように物理的な破損でどうしても復旧が難しいケースもあります。その場合は状況をありのままご説明します。当店はできないことを曖昧にせず、そのままお伝えすることを大切にしています。診断料の扱いは事前にご案内しますので、ご安心ください。

Q. データ復旧できる確率は何%ですか?

申し訳ありませんが、診断の前に確率をお答えすることはできません。データが残せるかどうかは、衝撃でチップ(NANDメモリ・CPU)のどこにヒビが入ったかで決まっており、これは診断して初めて分かる「残せる/残せない」の二択だからです。当店の重度破損案件の体感では、およそ半数は残せています。事前に高い確率を口にするお店より、診断してから正直にお伝えするお店をお選びいただくことをおすすめします。

Q. 全損状態でも郵送で送れますか?

はい、全国から郵送でのご依頼を承っています。破損した端末は、部品が脱落しないよう袋に入れ、緩衝材で包んでお送りください。濡れている場合は乾かそうとせず、そのままの状態でお早めにお送りいただくのが安全です。詳しくは郵送修理のご案内をご覧ください。

Q. 他店やメーカーで「データは無理」と言われた端末でも見てもらえますか?

はい。診断の結果、当店でも難しい場合は正直にお伝えしますが、基板・チップの状態は診断しないと分かりません。実際に、他店で断られた端末からデータを残せた事例もあります。まずは状態を診せてください。

10.今回の体験者「東大阪市 DS様の感想」

【東大阪市 DS様|iPhone 13 全損・データ復旧診断後の感想】

雨の中を急いで帰る途中、バイクから落として車に踏まれてしまい、正直もうダメだろうなとは思っていました。それでも大切なデータが入っていたので、可能性があるならと診断をお願いしました。

基板まできちんと調べてもらったうえで「これは難しい」とはっきり教えてもらえたので、かえって踏ん切りがつきました。新しい端末に買い替えます。丁寧に見てくださってありがとうございました。

※掲載許諾済み。感想はご提供いただいた事実の範囲で記載しています。

落とした/踏まれた/水没した/電源が入らない ― データを残したい

iPhoneの基板修理・データ復旧は「スマートドクタープロ 大阪・心斎橋本店」へ(郵送も全国対応)

0120-960-690

月〜金 11:00〜21:00/土日祝 10:00〜21:00(年中無休)

料金について

データ復旧は、まず基板の診断で可否を見極めるところから始まります。基板診断は7,700円(税込)です。診断のうえ、復旧に必要な作業(基板修理など)が判明した段階で、内容と費用を事前にご説明してから進めます。電話・店頭での簡単なご相談・料金目安のご案内は無料です。

内容料金(税込)対応
基板診断(データ復旧の可否判定)7,700円(税込)店頭・郵送
基板修理・データ復旧(可能な場合)状態により診断のうえお見積り診断のうえご提示

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この記事の監修
執筆:スマートドクタープロ編集部技術監修:スマートドクタープロ 技術品質管理室

スマートドクタープロ(運営:株式会社クレア/法人番号 8120001165987)。総務省登録修理業者(電気通信事業法:T000002/電波法:R000002)・ISO9001:2015認証。年間6万件以上の修理実績をもとに、編集部が作成し技術品質管理室が内容を監修しています。

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(年間)
掲載情報は公開日時点の内容です。Appleの仕様変更・iOSアップデート・法令改正などに応じて、技術品質管理室が定期的に内容を見直し・更新しています。