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  • iPhoneは使用できません。と表示されたら初期化?データは無事?その原因と対策

    ふとiPhoneの画面を見ると、「iPhoneは使用できません」というメッセージが表示されている……。
    この画面が表示されると、誰もが「データはどうなるの?」「壊れてしまったの?」とパニックになるものです。

    結論からお伝えすると、この状態になってもiPhone自体を再び使えるようにすることは可能です。
    しかし、データの安否や復旧方法は、表示されているメッセージの「続き」によって異なります。

    この記事では、このエラーが表示される原因から、自分で行える解除方法、そしてどうしても解決できない場合のプロへの相談タイミングまで、分かりやすく解説します。

     

    「iPhoneは使用できません」が表示される本当の原因

    まず、なぜこの画面が表示されてしまったのでしょうか。 最大の原因は「パスコードの入力ミス」です。

    iPhoneはセキュリティ保護のため、画面ロックのパスコードを連続して間違えると、一時的にロックがかかる仕様になっています。

    「自分は間違えていないはず」と思っていても、以下のようなケースで誤入力がカウントされていることがよくあります。

    • ポケットやカバンの中で画面が反応し、勝手に数字が押されていた
    • 「ゴーストタッチ(ガラス割れなどが原因によるタッチパネルの故障)」により、iPhoneが勝手に操作された
    • 小さなお子様が触って適当に入力してしまった

    入力ミス回数とロック時間の関係

    パスコードを間違えた回数によって、使用できない時間は変化します。 以下の表を確認し、現在の自分の状況がどこに当てはまるかチェックしてください。

    間違えた回数

    表示されるメッセージ

    対処法

    15

    (メッセージなし・通常通り)

    そのまま入力可能

    6

    iPhoneは使用できません 1分後にやり直してください

    1分間待つ

    7

    iPhoneは使用できません 5分後にやり直してください

    5分間待つ

    8

    iPhoneは使用できません 15分後にやり直してください

    15分間待つ

    9

    iPhoneは使用できません 60分後にやり直してください

    1時間待つ

    10

    iPhoneは使用できません iTunesに接続

    初期化が必要

    OSの不具合や端末の電波状況などにより1時間が最終ではなく数時間、数日、数ヶ月、数年〜と表示される場合もあります。

    もし画面に「○分後にやり直してください」と時間が表示されている段階であれば、その時間が経過するのを待ち、正しいパスコードを入力すればデータはそのままで元通りに使用できます。

    また普段からその端末で接続していたWiFi(自宅や職場など)下の元に行く、元々使っていたSIMカードを抜いて別の端末に入れていた場合はSIMカードを元に戻してみてください。

    時間が明らかにおかしい場合は電波を拾い日時や時間などが正常に機能した場合、時間が正常に戻るケースがございます。

     

    しかし、
    「iTunesに接続」と表示されている場合、あるいは「10回以上間違えてしまった」場合は、セキュリティロックが完全に作動しています。


    この段階になると、残念ながら初期化(工場出荷状態に戻す)以外の選択肢はありません。

    ネットを検索するとiPhoneのパスコードを解錠する、ロックを解除する、データを抜き出すなどソフトが出てきますが、ほぼ100%詐欺だと思ってください。

    クレジットカードなどで課金させられ結局できないというような被害も実際によくお問い合わせをいただきます。

     

    iPhoneは使用できません
    iTunesに接続

    と表示されている場合、データは諦めてください。

     

    初期化したら写真やLINEのデータはどうなる?

    もっとも気になるのが「データ」の安否でしょう。 「iTunesに接続」が表示された状態で初期化を行うと、iPhone内のデータはすべて消去されます。

    ここで重要になるのが「バックアップ」の有無です。

    • バックアップがある場合: 初期化した後にバックアップデータを復元することで、以前の状態(写真、アプリ、連絡先など)を取り戻すことができます。
    • バックアップがない場合: 残念ながら、データを諦めてiPhoneを「新しいデバイス」として設定し直すことになります。

    「Apple Storeや携帯ショップに行けば、データを取り出せるのでは?」と考える方も多いですが、Appleのセキュリティは非常に強固であり、パスコードロックがかかった状態からデータだけを抜き出す魔法のような方法は、公式・非公式問わず存在しません。

     

    パスコードがわからない、iPhoneが使用できません。iTunesに接続と表示されている場合はデータを諦めてもらうしかありません。


    だからこそ、日頃のバックアップが命綱となります。

     

    iPhoneのロックを解除・初期化する方法

    では、実際に「iPhoneは使用できません iTunesに接続」と表示された場合の対処法を解説します。主な方法は2つです。

     ①パソコン(iTunes/Finder)を使って初期化する

    パソコン(WindowsまたはMac)をお持ちの場合、最も確実な方法です。

     

    【手順】

    1. PCとiPhoneを繋げます(純正のケーブル推奨)
    2. iPhoneを「リカバリモード」にします。(機種によって操作が異なります) 
    3. iPhone 8以降 / SE(第2/3世代) / X / 11 / 12 / 13 / 14 / 15 / 16 /17シリーズ: 音量ボタンのプラス、マイナスと順番に押した後、電源ボタン(サイドボタン)を押したままパソコンに接続し、リカバリモード画面が出るまで押し続けます。
    4. iPhone 7 / 7 Plus: 画面が切り替わるまで音量を下げるボタンと電源ボタン(サイドボタン)を押したままパソコンに接続し、リカバリモード画面が出るまで押し続けます。
    5. iPhone 6s以前 / SE(第1世代): ホームボタンとスリープボタンを押したままパソコンに接続し、リカバリモード画面が出るまで押し続けます。
    6. パソコン画面上のiTunes(またはFinder)にポップアップが表示されます。
    7. 「復元」を選択します。(「アップデート」ではなく「復元」を選んでください)
    8. 初期化プロセスが始まり、完了すると「こんにちは」の画面が表示されます。

     

    ②「iPhoneを探す」機能を使って遠隔で初期化する

    パソコンがない場合でも別のスマホやタブレットがあり、

    「iPhoneを探す」機能がオンになっている場合は、iCloud経由で初期化が可能です。

     

    【手順】

    1. 別の端末から iCloud.com/find にアクセスします。
    2. ロックされたiPhoneで使用しているApple IDとパスワードでログインします。
    3. 「すべてのデバイス」から該当するiPhoneを選択します。
    4. 「iPhoneを消去」を選択します。
    5. 指示に従って進めると、遠隔で初期化が実行されます。

    ご注意:この方法は、ロックされたiPhoneがインターネット(Wi-Fiまたはモバイル通信)に接続されている必要があります。

    怖いのは「故障」が原因であるケース(ゴーストタッチ)

    もし、あなたが「パスコードを間違えた記憶がない」のにロックがかかっていたり、割れたまま問題なく使えてたのにふと見るとロックがかかったいた・・。

    それは「ゴーストタッチ」と呼ばれる、画面(タッチパネル)の故障である可能性が非常に高いです。

    ゴーストタッチとは?

    画面の割れや液晶の不具合により、指で触れていないのに勝手にタッチ操作が行われてしまう現象です。タッチ暴走などとも言われてます。

    これが起きると、寝ている間やカバンに入れている間に、iPhoneが勝手にデタラメなパスコードを入力し続け、気付いたときには「iPhoneは使用できません iTunesに接続」の状態になってしまうという悲劇が起こります。

     

    この場合、いくら初期化をしても「画面の故障」自体は直っていません。 そのため、初期設定の途中でまた勝手にタッチされて進めなくなったり、再びロックがかかったりする悪循環に陥ります。

    画面割れやタッチ不良がある場合は修理が必要

    もし画面が割れている、あるいはタッチの反応がおかしいと感じる場合は、システムの初期化を行う前に、物理的な修理(画面交換)が必要です。

    「パソコンを持っていない」「自分で初期化するのが怖い」「画面が割れていて操作できない」 そのような場合は、スマートドクタープロ大阪心斎橋店までご相談ください。

     

    [スマートドクタープロ大阪心斎橋店のお問い合わせはこちら]
    ↑ お困りの際は、まずはお気軽にご相談ください。データ復旧の可能性や修理について丁寧にご案内します。

     

    今後のための対策:二度とデータを失わないために

    無事にiPhoneが使えるようになったら、次に同じことが起きたときにデータを守れるよう、以下の対策をしておきましょう。

    自動バックアップの設定(iCloud)

    パソコンがなくても、Wi-Fi環境があれば自動でバックアップが取れます。

    • 設定方法: 「設定」アプリ > [自分の名前] > iCloud > iCloudバックアップ > 「このiPhoneをバックアップ」をオンにする。
    • これをしておけば、寝ている間(充電中かつWi-Fi接続時)に自動でデータが保存されます。

    定期的なデータのバックアップ

    ご自宅にiPhoneのバックアップを取れるだけの容量が空いているPCがある場合は定期的にバックアップを取ることをお勧めします。

    残しておきたい写真や動画などは誰かに送ったり、ネット上に保存するサービスもいくつがあるので利用していただくのもひとつの方法です。

    パスコード設定の見直し

    実は設定上に何回間違えてもiPhoneのロックがかからないようにできる設定があります。

    設定〜FaceIDとパスコードの一番したにデータを消去という項目があるのでこれをオフにすると何度間違えても問題ありません。

    しかし、何度間違えてもロックがかからないため根気よく入力されると・・・

    4桁なら1万通り、6桁なら100万通り、順番に入力すればいずれ解除できてしまいます。

    そういった意味ではデータ漏洩などのリスクがあるのでお勧めはできませんが、落下しタッチパネルが損傷しゴーストタッチが発生する場合や何かに触れてしまって勝手に入力されてロックがかかるなどの場合でもロックがかかることはありません。

     

    まとめ:どうしても解決できない時はプロに相談を

    「iPhoneは使用できません」と表示された場合、以下のポイントを整理して行動しましょう。

    1. 時間表示があるなら待つ(データは無事)。
    2. 「iTunesに接続」なら初期化が必要(バックアップがないとデータは消える)。
    3. パソコンかiCloudで初期化を実行する
    4. 心当たりがない、画面が割れている場合は「ゴーストタッチ」を疑う

     

    特に、「パソコンがなくて初期化できない」「やり方がわからなくて不安」「画面が壊れていて操作を受け付けない」という方は、無理に自分で触り続けると状況が悪化することもあります。

     

    スマートドクタープロ大阪心斎橋店では、

    画面割れの修理はもちろん、システムトラブルによる初期化のお手伝いや、データ移行のご相談も承っております。

    総務省登録修理業者として、法令を遵守した高品質なサービスを提供しています。

     

    あなたの大切なiPhoneを復活させるために、ぜひ私たちにお任せください。

    [スマートドクタープロ大阪心斎橋店:修理・相談の予約はこちら]

    スマートドクタープロ心斎橋本店

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