Google Pixel 基板修理|電源が入らないPixelの診断とデータ【大阪・心斎橋】
この記事の結論:Google Pixelの故障には、画面やバッテリーの交換では戻らないものがあります。電源が入らない、再起動をくり返す、充電を受け付けない——こうした症状は基板(ロジックボード)そのものの故障であることが多く、部品を差し替える修理では対応できません。当店はPixelの基板を開けて診断し、IC単位で修理します。他店で対応できないと言われた端末も、まず状態を確認します。
Pixelの「基板修理」とは──画面・バッテリー交換と何が違うのか
画面割れやバッテリーの劣化は、部品を新しいものに差し替える作業です。多くの修理店が対応しています。
これに対して基板修理は、基板のどこが壊れているかを調べて、その箇所だけを直す作業です。顕微鏡の下で、数ミリ角のIC(集積回路)や、米粒より小さい部品をはんだ付けで載せ替えます。必要な設備も技術もまったく別のもので、扱っていない修理店は珍しくありません。
Pixelで「修理できません」と言われる症状の多くは、部品交換では戻らない基板側の故障です。
Pixelで基板修理になる主な症状
- 電源が入らない/充電しても反応がない
- 再起動をくり返す(起動途中で落ちる・Googleロゴから進まない)
- 充電を受け付けない——USB-Cコネクタの交換で直らない場合、充電回路や電源ICの故障が疑われます
- 水没・水濡れのあとに不調が出た、または一度動いたのに数日後に止まった
- 発熱するのに画面がつかない
- 基板を扱う修理のあとに症状が変わった・悪化した
これらは、電源IC・充電IC・電源系のコンデンサなど、基板上の部品が損傷している状態です。画面やバッテリーを新品にしても症状は変わりません。
Pixelのデータは「Titan M2」と結びついています
Pixel 6以降の機種には、Titan M2 というセキュリティチップが搭載されています。端末内のデータは暗号化されていて、この鍵の管理にセキュリティチップが関わっています。
そのため、ストレージのチップだけを基板から外して読み出しても、中身は暗号文のままです。写真やLINEを取り出すには、元の基板を動く状態に戻し、端末として起動させる必要があります。
順序は一つしかありません。基板を診断する → 起動させる → データを取り出す。この最初の段階に入れなければ、その先はありません。
他店で直らなかったPixelについて
「預かったが直らなかった」「基板の故障なので対応できない」と言われて戻ってきた端末を、当店でお預かりすることがあります。
基板修理ができない店にできることは、外注に出すか、部品交換で様子を見るかのどちらかです。これは店の善し悪しではなく、設備と技術の有無から来る論理的な帰結です。
ただし、時間は待ってくれません。とくに水濡れが絡む故障では、腐食は預かっている間も進みます。数週間の預かりを経て届いた端末が、その間に状態を悪くしていることがあります。
預ける前に、ひとつだけ聞いてください。
——その店は、基板を直せますか。
直せない店に預けた時間は、診断に入るまでの待ち時間になります。基板を開けられる店かどうかで、できることが変わります。
当店の修理現場から
- 当店はiPhoneだけでなく、Pixelをはじめとするandroid端末の基板修理に対応しています。基板の診断・IC単位の修理・データ復旧まで、すべて自社ラボ内で完結します。
- 外注に出さないため、往復の輸送と順番待ちが発生しません。腐食が絡む故障では、この差が結果に効きます。
- 当店は総務省登録修理業者(R000002/T000002)として、またISO 9001:2015認証のもと、2009年から心斎橋の店舗で修理を行っています。
- ご来店のほか、全国からの郵送修理を承っています。
なお、基板の損傷の程度によっては、復旧できないこともあります。当店ではまず有償の基板診断(¥7,700・税込)で状態を確認し、お見積もりをご提示したうえで作業に進みます。診断の結果、直せないと判断した場合はその旨を正直にお伝えします。
用語の解説
語基板(ロジックボード)
CPU・メモリ・電源回路などが載った、端末の中枢にあたる板。ここが壊れると、画面やバッテリーを新品にしても症状は変わりません。
語Titan M2
Pixel 6以降に搭載されているセキュリティチップ。端末内のデータを守る仕組みに関わっており、ストレージのチップ単体を読み出しても中身は暗号文のままです。
語電源IC(PMIC)
電力を各回路へ分配する管理チップ。ここが損傷すると電源が入らなくなります。水濡れ後の通電で壊れやすい部品です。
語充電IC
充電の制御を担うチップ。USB-Cコネクタを交換しても充電できない場合、こちら側の故障が疑われます。
語マイクロソルダリング
顕微鏡下で行う、IC単位のはんだ作業。部品交換とは必要な設備も技術も異なる領域です。
語ドナー基板
部品移植の受け皿となる健康な基板。元の基板が再生できない場合に、必要なICを移植する先として使います。
よくあるご質問
QPixelの電源が入りません。基板の故障ですか。
バッテリーの劣化や充電口の不良が原因のこともありますが、それらを交換しても変わらない場合は基板側の故障が疑われます。電源IC・充電IC・電源系の部品を診断して切り分けます。
Q他店で「基板の故障なので対応できない」と言われました。直せますか。
対応できないことと、直らないことは別です。基板修理には診断設備と顕微鏡下でのはんだ作業が必要で、扱っていない修理店も多くあります。当店ではまず有償の基板診断(¥7,700・税込)で状態を確認します。
QPixelから写真だけを取り出してもらえますか。
データは暗号化されており、ストレージのチップだけを外して読み出しても中身は暗号文のままです。基板を動く状態に戻し、端末として起動させることが先になります。
QUSB-Cコネクタを交換したのに充電できません。
コネクタ自体ではなく、基板側の充電回路や充電ICが損傷している可能性があります。水濡れの心当たりがある場合は、腐食が進む前にご相談ください。
QPixelが再起動をくり返します。初期化すれば直りますか。
ソフトウェア側が原因なら改善することがありますが、初期化すると端末内のデータは消えます。基板側の故障の場合は初期化しても変わりません。データを残したい場合は、初期化の前にご相談ください。
Q水没したPixelです。乾かせば使えるようになりますか。
表面が乾いても内部に入った不純物は残り、腐食が進み続けます。一度動いても数日後に症状が出ることが少なくありません。電源を入れず、できるだけ早く診断へお持ちください。
QPixelのどの機種まで対応できますか。
最新機種から旧機種まで対応しています。機種が新しいことを理由にお断りすることはありません。まずは症状をお聞かせください。
Q遠方ですが、郵送で依頼できますか。
はい。全国対応の郵送修理を承っています。水濡れが絡む場合は時間との勝負のため、到着後すみやかに診断へ着手します。詳しくは郵送修理のご案内をご覧ください。
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このページの監修
スマートドクタープロ(運営:株式会社クレア/法人番号 8120001165987)。総務省登録修理業者(電気通信事業法:T000002/電波法:R000002)・ISO9001:2015認証。基板の電源IC・充電IC・漏電まで診断・修理できる技術力と、年間6万件以上の修理実績をもとに、編集部が作成し、代表・古賀潤一郎(大阪心斎橋本店)が監修しています。
登録修理業者電気通信事業法:T000002
電波法:R000002

6万件以上(年間)