修理事例・お客様の声

iPad Pro 9.7 他店修理後に電源が入らない|電源IC交換でデータ復旧【新潟県・郵送】

他店のバッテリー交換後に電源が入らなくなったiPad Pro 9.7を電源IC・充電IC交換の基板修理でデータ復旧した事例|スマートドクタープロ大阪心斎橋本店
結論

他店にバッテリー交換を依頼したところ電源が入らなくなり、そのまま3週間かかって「直らないまま」返却されたiPad Pro 9.7インチ(新潟県 SK様・郵送修理)。当店で診断すると、基板から電源ICが取り外されたまま、戻されていませんでした。損傷箇所を特定し、電源IC・充電ICを新品に交換、コンデンサーも多数交換して起動に成功。データもそのまま残っていました

1.今回の状況|バッテリー交換を頼んだら、電源が入らなくなって戻ってきた

新潟県のSK様からのご依頼です。もともとは「iPad Pro 9.7インチのバッテリー交換」を他の修理店に依頼されていました。ところが、その修理をきっかけに電源が入らなくなってしまったとのことです。

その後、依頼先のお店は端末をどこかへ送って修理をさせたようですが、3週間かかったうえに、電源が入らないままお客様のもとへ返却されました。SK様は半ば諦めかけていた、という状況です。

他店のバッテリー交換後に電源が入らなくなったiPad Pro 9.7の内部。バッテリーと基板の状態
お預かりしたiPad Pro 9.7インチ。バッテリー交換のために一度開けられた状態で戻ってきていました

2.ご依頼のきっかけ|AI検索(ChatGPT)で当店を見つけて、新潟から郵送

SK様は生成AI(ChatGPT)で修理先を検索し、当店を見つけてくださいました。「藁をもすがる思いで」——他店で直らず戻ってきた端末について、新潟県から大阪・心斎橋の当店まで郵送でご依頼いただいた形です。

この事例のポイント
  • 他店のバッテリー交換をきっかけに電源が入らなくなった
  • 転送先で3週間かかって、直らないまま返却された
  • 診断すると電源ICが取り外されたまま欠落していた
  • 電源IC・充電ICを交換+コンデンサー多数交換で起動に成功
  • データはそのまま/新潟県から郵送修理で対応

3.診断|電源ICが「無い」。取り外されたまま戻されていた

お預かりして基板を確認したところ、本来あるべき電源IC(PMIC)が、基板上に存在しませんでした。取り外されたまま、新しいものが取り付けられずに戻ってきていた、ということです。

電源ICは、バッテリーからの電力を各部品へ適切な電圧で分配する「電力の司令塔」にあたる部品です。これが無ければ、当然ながら電源は入りません

iPad Pro 9.7の基板。A9Xチップの周辺で電源ICが取り外されたまま欠落していた状態
左=修理前:赤枠の中央が地のまま=本来あるべき電源ICが取り外されたまま欠落し、周囲のコンデンサーも破損していました。右=修理後:緑枠の同じ位置に新しい電源ICを取り付け、充電IC・コンデンサーも交換した状態です(同じ倍率・同じ位置で撮影/見やすく拡大・補正しています)

なぜこうなったのかは推測になりますが、電源ICを外して交換を試みたものの、取り付けきれずにそのまま返した可能性があります。基板修理は「外す」より「正しく戻す」ほうが圧倒的に難しい作業です。

用語の解説

電源IC(PMIC)

バッテリーからの電力を、各部品が必要とする電圧に変換・分配する「電力の司令塔」です。ここが損傷・欠落すると電源がまったく入りません。基板に直接はんだ付けされた微細な部品で、交換にはマイクロソルダリング(顕微鏡下の精密はんだ付け)の技術が必要です。

充電IC

充電の制御を担当する部品です。電源IC周辺のトラブルでは充電ICも同時に巻き添えで損傷していることが多く、今回も電源ICと合わせて交換しています。片方だけ直しても、もう片方が原因で起動しないケースがあるためです。

コンデンサー

電気を一時的に蓄えて電圧を安定させる小さな部品です。電源系のトラブルでは、周辺のコンデンサーが破損・ショートしていることが多く、1つずつ状態を調べて交換する必要があります。今回も多数を交換しました。

A9X

iPad Pro 9.7インチに搭載されているAppleのプロセッサ(CPU)です。基板の中心にあり、写真でも「A9X」の刻印が確認できます。データはCPUとは別のNANDメモリに保存されているため、電源系が壊れていてもデータ自体は無事なことが多いのが救いです。

4.修理|電源IC・充電ICを交換し、コンデンサーも多数交換

まず電源ICとコンデンサーの破損状況を詳細に調べ、損傷している箇所を1つずつ特定していきました。そのうえで、

実施した作業
  • 新しい電源IC(PMIC)の取り付け
  • 充電ICも合わせて交換(電源系の巻き添え損傷に対応)
  • 破損していたコンデンサーを多数交換

を行い、やっとの思いで起動させることができました。そしてデータも残っていました

なお、診断で状態と費用が確定した段階でSK様にご連絡し、料金にご了承をいただいてから本作業を行っています。診断の結果と費用をお伝えせずに作業を進めることはありません

5.他店で直らなかった端末でも、諦めないでください

他店修理で「電源が入らなくなった」ときに知っておきたいこと
  • 「直らない=データが消えた」ではありません……データはNANDメモリにあり、電源系の故障とは別です
  • 通電を繰り返さない……状態を悪化させることがあります
  • 基板修理は「外す」より「戻す」が難しい……部品を外したまま戻せない例は実在します(今回がそれです)
  • 診断・見積りの説明があるか……費用を伝えずに預かる・長期間連絡がない場合は要注意です

iPadの水没・起動不良についてはiPad水没・水濡れの正しい対処法、修理か買い替えかの判断はiPadの寿命は何年?もあわせてご覧ください。同じく電源IC交換の基板修理でデータを復旧した事例お風呂で水没したiPhone 12を電源IC交換で復旧した事例、iPadの水没事例は水没後にバッテリーがすぐ減るiPad Air 5を洗浄+電池交換で当日返送した事例をご覧ください。

他店で「直らない」と言われた/電源が入らない ― データを諦める前に

iPhone・iPad・Mac・Android(Galaxy等)の基板修理・データ復旧は、総務大臣登録修理業者「スマートドクタープロ 大阪・心斎橋本店」へ。全国から郵送修理を承っています(今回のお客様も新潟県からのご依頼です)。診断のうえ、費用をご説明してから作業します。

0120-960-690

月〜金 11:00〜21:00/土日祝 10:00〜21:00(年中無休)

6.今回の修理のまとめ

機種iPad Pro 9.7インチ(A9X搭載)
お客様新潟県 SK様(郵送修理)
経緯他店にバッテリー交換を依頼→電源が入らなくなる→転送先で3週間かかり、直らないまま返却
症状電源がまったく入らない
診断電源IC(PMIC)が取り外されたまま欠落。電源IC・コンデンサーの破損を確認
修理内容電源IC取り付け/充電IC交換/コンデンサー多数交換(基板修理)
結果起動に成功・データもそのまま保持
対応診断後にご連絡し、料金のご了承をいただいてから本作業
ご依頼のきっかけ生成AI(ChatGPT)検索で当店を発見

7.お客様の声|新潟県 SK様

新潟県 SK様よりいただいた口コミ

逐次の連絡、確認、安心して修理をお願いできました。
ありがとうございました。
私が初めに修理を依頼した修理屋さんと対応が全く違って半信半疑で依頼しました。
ですが、本当に直ってデータも残っていたので大満足です。
長年使ってきた愛着のあるiPadですので大事に使っていきます。

※お客様よりいただいたご感想を、掲載許諾のうえ原文のまま掲載しています。

8.よくあるご質問

他店で修理して電源が入らなくなりました。直せますか?

状態によりますが、直せるケースは多くあります。今回のように電源ICが欠落している、部品が正しく取り付けられていない、周辺のコンデンサーが破損している——といった原因を特定して、基板修理で復旧できることがあります。他店で「直らない」と言われた端末こそ、一度ご相談ください。

電源が入らないのですが、データは残っていますか?

残っている可能性が高いです。データはNANDメモリという別のチップに保存されており、電源IC(電力系)とは別の部品です。今回のiPad Pro 9.7も、電源ICが無い状態から復旧してデータはそのまま残っていました。電源が入らない=データ消失、ではありません

iPadの基板修理も郵送で頼めますか?

はい、全国から郵送修理を承っています。今回も新潟県からのご依頼です。iPhoneだけでなくiPad・Mac・Android(Galaxy等)の基板修理・データ復旧にも対応しています。まずは症状をお知らせください。

勝手に高額な修理をされることはありませんか?

ありません。診断で状態と費用が確定した段階でご連絡し、ご了承をいただいてから本作業に入ります。今回のSK様にも、料金をお伝えしてご了承いただいてから作業を行っています。お客様が納得されない限り、費用は発生しません

古いiPadでも修理できますか?

対応できる場合が多いです。iPad Pro 9.7インチは2016年発売のモデルですが、今回のように基板修理で復旧しています。メーカーのサポートが終了した機種でも、部品レベルの修理なら可能なことがあります。「愛着があるので使い続けたい」というご相談も歓迎です。

料金について

基板修理は、診断のうえ、事前にお見積り・ご説明してから承ります。損傷の範囲や交換部品の点数によって費用が変わるため、お客様のご了承をいただいてから本作業に入ります。電話・店頭での簡単なご相談・料金目安のご案内は無料です。

内容料金(税込)対応
基板修理(電源IC・充電IC・コンデンサー交換等)状態により診断のうえお見積り店頭・郵送
iPadバッテリー交換機種により変動店頭・郵送
全国郵送修理お見積りのうえご案内全国対応

大阪・心斎橋の当店は総務大臣登録修理業者です。他店で直らなかったiPad・iPhone・Mac、電源が入らない、データを取り出したい——諦める前にご相談ください全国どこからでも郵送修理を承っていますiPad修理の詳細はこちら

電源が入らない・他店で断られた iPhone / iPad / Mac / Android

まずはお電話でご相談ください。ご来店(大阪・心斎橋)でも、全国どこからでも郵送修理でも対応できます。データを残す診断を最優先に、費用は必ず事前にご説明します。

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月〜金 11:00〜21:00/土日祝 10:00〜21:00(年中無休)

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この記事の監修
執筆:スマートドクタープロ編集部技術監修:スマートドクタープロ 技術品質管理室

スマートドクタープロ(運営:株式会社クレア/法人番号 8120001165987)。総務省登録修理業者(電気通信事業法:T000002/電波法:R000002)・ISO9001:2015認証。年間6万件以上の修理実績をもとに、編集部が作成し技術品質管理室が内容を監修しています。

総務省
登録修理業者
電気通信事業法:T000002
電波法:R000002
ISO 9001:2015
年間修理実績
6万件以上
(年間)
掲載情報は公開日時点の内容です。Appleの仕様変更・iOSアップデート・法令改正などに応じて、技術品質管理室が定期的に内容を見直し・更新しています。