修理事例・お客様の声

iPhone 15 落下で画面破損&起動しない ― Wi-Fiチップを基板修理し画面交換・データそのまま復旧【西宮市 S.K様】

iPhone 15 を落下させ画面が破損、画面交換しても起動しない状態からWi-Fiチップを基板修理して復旧した修理事例|スマートドクタープロ大阪心斎橋本店
結論

駅の階段で落として画面が激しく割れ、フロントパネル(画面)を交換しても起動しなかったiPhone 15。精密診断を進めたところ、落下の衝撃で基板上のWi-Fiチップ(無線通信を担うIC)が損傷しており、これが起動しない原因でした。梅田の複数店で「直せない」と言われた基板レベルの故障を、当店でWi-Fiチップの基板修理+フロントパネル交換を行い、データはそのまま保持したまま起動まで復旧できた、西宮市 S.K様の修理事例です。

この記事の要点
  • 端末:iPhone 15(A16 Bionic/2023年発売)
  • 症状:駅の階段で落下→画面が激しく破損。画面交換しても起動しない
  • 診断:精密診断で基板上のWi-Fiチップ(無線通信IC)の損傷が判明=起動しない原因
  • 結果:Wi-Fiチップの基板修理+画面交換で起動。データはそのまま保持
  • 注意:画面を替えても起動しない場合、原因が基板側のことがある。部品交換を重ねる前に精密診断を
端末iPhone 15(A16 Bionic/2023年発売)
症状駅の階段で落下し画面が激しく破損。フロントパネルを交換しても電源が入らない・起動しない
相談経路西宮市在住。梅田の複数の修理店を回るも直せず、当店(大阪・心斎橋本店)へご来店
診断分解・精密診断の結果、落下衝撃による基板上のWi-Fiチップ(無線通信IC)の損傷を確認
作業Wi-Fiチップの基板修理(マイクロはんだ)+フロントパネル(画面)交換
結果起動を確認し修理完了。動作良好
データ初期化せず、データはそのまま保持
時間・預り基板修理を含むため、診断のうえお預かり(目安は診断時にご案内)

1.端末・症状・ご来店のきっかけ

今回「スマートドクタープロ 大阪・心斎橋本店」にお持ち込みいただいたのは、西宮市にお住まいのS.K様(20代後半・男性)。端末はS.K様のiPhone 15です。駅の階段で落としてしまい、フロントパネル(画面)が激しく破損。ガラスにクモの巣状のヒビが大きく広がり、そのままでは操作もできない状態でした。

S.K様は、まず生活圏に近い梅田で何軒かの修理店を回られたそうですが、いずれのお店でも「直せない」と言われてしまい、諦めきれずに当店へご来店くださいました。ご相談時にとくに強くおっしゃっていたのが、「中のデータはどうしても残したい」という点でした。

駅の階段で落として激しく割れたiPhone 15のフロントパネル(画面破損の実機写真)
▲ 実際にお預かりしたS.K様のiPhone 15。落下の衝撃で画面(フロントパネル)にヒビが大きく広がっていました。

2.診断内容 ―「画面を替えても起動しない」原因を突き止める

画面が割れているだけであれば、フロントパネル(画面)の交換で改善するケースがほとんどです。ところが今回は、画面を新しいものに交換しても、電源が入らず起動しませんでした。これは「画面の問題だけではない=ほかにも故障がある」というサインです。

そこで本体を分解し、基板の状態を1つずつ精密診断で確認していきました。その結果、落下の衝撃によって、基板上のWi-Fiチップ(無線通信を担うIC)が損傷していることが判明。当店の診断では、これが起動しない原因でした。Wi-Fiチップは基板に直接はんだ付けされた微細な部品で、強い衝撃を受けると、通信機能だけでなく起動プロセスにも影響が出ることがあります(症状は損傷の状態によって異なります)。

梅田の複数店で直せなかったのは、多くの修理店が画面交換までは対応できても、基板上のチップ単位の修理(マイクロはんだ付け)までは対応していないためと考えられます。「画面を替えても直らない」ケースは、基板修理まで踏み込める店でなければ原因にたどり着けない——今回はまさにその典型でした。

iPhone 15を分解し基板・バッテリーの状態を精密診断している様子(実機写真)
▲ 本体を分解し、基板の状態を1つずつ確認。画面以外に故障がないかを精密診断します。

3.実際に行った修理・作業内容

原因が特定できたため、2つの作業を行いました。

(1)Wi-Fiチップの基板修理(マイクロはんだ)

顕微鏡下で、損傷したWi-Fiチップまわりを丁寧に処置し、基板を正常に動作する状態へ修復しました。基板上の微細な部品を扱うマイクロはんだ付けは、専用の設備と技術を要する作業で、画面交換とはまったく別の工程になります。

(2)フロントパネル(画面)の交換

割れていた画面は新しいフロントパネルへ交換。基板修理と画面交換の両方を終えたうえで、慎重に通電・動作テストを行い、起動とタッチ操作、各機能を確認して修理完了となりました。

iPhone 15(A16 Bionic搭載)の取り外した基板の表裏。Wi-Fiチップの基板修理を実施した実機写真
▲ iPhone 15の基板(表裏)。この基板上のWi-Fiチップを修理し、起動する状態まで復旧しました。

4.修理の結果

Wi-Fiチップの基板修理とフロントパネル交換により、iPhone 15は正常に起動し、動作良好の状態でお返しできました。梅田で「直せない」と言われた端末が、原因を正しく突き止めて基板から修理することで復旧した——他店で断られた状態からの復旧事例です。

5.データは残せたのか

S.K様がもっとも気にされていたデータは、初期化せずそのまま保持できました。Apple正規サービスやキャリアでは、こうした起動不良は原則として本体交換・初期化(データ消去)になる場合があります。データを優先したい場合は、端末そのものを修理して起動できる状態に戻すことが、データを残す道になります。

なお、iPhoneはSecure Enclaveを含むSoC(A16 Bionicなどの主要チップ)でデータが強力に暗号化されており、記憶装置(ストレージ)だけを取り出してデータを吸い出す、という方法は成立しません。これはiPhoneに限らず、最近のApple SiliconのMacや暗号化されたPCも同様です。だからこそ、「端末を修理して起動させ、ご本人がロックを解除する」ことがデータを守る唯一の道になります。今回のように、起動しない原因の基板を修理できたことが、データ保持につながりました。

6.同じ状況でやってはいけないこと

落下後・起動しないときの注意
  • 画面を替えても起動しない状態で、電源ボタンや強制再起動を何度も繰り返す(状態を悪化させることがあります)
  • 起動しないまま、自己判断で初期化・復元を試みる(データ消失につながる恐れ)
  • 「画面さえ替えれば直る」と決めつけ、原因(基板)を診ないまま部品交換を重ねる
  • データを残したいのに、初期化前提の対応に進んでしまう前に、データ復旧を扱える店へ相談する

7.こんなときはお早めにご相談ください

次のような状況では、部品交換を重ねる前に、基板修理・データ復旧まで対応できる修理店での精密診断をおすすめします。

相談の目安
  • 落下後に画面が割れ、画面を交換しても電源が入らない・起動しない
  • 他店で「画面を替えたが直らない」「これは直せない」と言われた
  • 起動しないが中のデータはどうしても残したい
  • リンゴループ・電源が入らないなど、基板側の故障が疑われる

8.用語集

フロントパネル(画面)

ガラス・ディスプレイ・タッチ機能が一体になった、iPhoneの表面パーツです。落下で割れやすく、多くの修理店が交換に対応しています。ただし今回のように、画面を替えても直らない場合は、別の原因(基板側)を疑う必要があります。

Wi-Fiチップ(無線通信IC)

基板上でWi-FiやBluetoothなどの無線通信を担う、微細な半導体部品です。基板に直接はんだ付けされており、落下の強い衝撃で内部やはんだ接合が損傷すると、通信だけでなく起動に影響が出ることがあります(症状は状態によって異なります)。

基板修理(マイクロはんだ)

基板上のチップやコネクタなど、微細な部品を顕微鏡下で修理・交換する技術です。画面やバッテリーの交換とは別次元の作業で、対応できる修理店は限られます。「画面を替えても直らない」故障の多くは、この基板修理まで踏み込んで初めて原因が分かります。

SoC(A16 Bionic)・Secure Enclave

SoCは、CPUをはじめ複数の機能を1つに統合したiPhoneの主要チップで、データの保護・暗号処理にも関わります(iPhone 15はA16 Bionicを搭載)。その中のSecure Enclaveがデータを強力に暗号化しているため、ストレージだけを取り出してデータを読み出すことはできません。データを残すには、端末を起動できる状態に修理し、ご本人がロックを解除する必要があります。

データそのまま(初期化なし)

端末を初期化(消去)せず、写真・連絡先・アプリなど元のデータを保持したまま修理・復旧することを指します。正規サービスの本体交換・初期化とは異なるアプローチです。

9.よくあるご質問

Q. 画面を交換しても起動しないのですが、直りますか?

可能性があります。画面を替えても起動しない場合、原因が画面ではなく基板側にあることが少なくありません。当店では分解して基板を精密診断し、損傷している部品を特定したうえで修理します。今回のS.K様のiPhone 15も、原因はWi-Fiチップの損傷でした。まずは診断でお確かめください。

Q. Wi-Fiチップが壊れると、起動しなくなるのですか?

状態によって異なります。Wi-Fiチップは基板に直付けされた微細な部品で、落下などの強い衝撃で損傷すると、通信だけでなく起動プロセスに影響が出ることがあります。今回のケースでは、当店の精密診断でWi-Fiチップの損傷が起動しない原因と判明し、基板修理で復旧できました。

Q. 梅田の他店で「直せない」と言われたiPhoneでも診てもらえますか?

はい。多くの修理店は画面交換までは対応できても、基板上のチップ単位の修理(マイクロはんだ付け)には対応していません。当店は基板修理・データ復旧を専門に扱っており、他店で断られた端末のご相談も多くいただいています。まずは状態を診せてください。

Q. 起動しない状態でも、中のデータは残せますか?

iPhoneはSoC(Secure Enclave)でデータが強力に暗号化されているため、ストレージだけを取り出して吸い出すことはできません。データを残す道は、端末を修理して起動できる状態に戻し、ご本人がロックを解除することです。今回は起動しない原因の基板を修理できたため、初期化せずデータをそのまま保持できました(復旧できるかは状態によって異なります)。

Q. Apple正規サービスとの違いは何ですか?

Apple正規サービスやキャリアでは、起動不良は原則として本体交換・初期化(データ消去)になる場合があります。データを優先したい場合は、データを残したまま復旧を目指す修理店での診断が選択肢になります。当店は総務省登録修理業者・ISO9001認証で、基板修理・データ復旧に対応しています。

10.今回の修理体験者「西宮市 S.K様の感想(口コミ)」

【西宮市 S.K様|iPhone 15 落下・起動不良の修理後の感想】

梅田で何軒も回って全部ダメだったので、正直もう買い替えかと諦めていました。ここで「画面じゃなくて基板の部品が原因」と説明してもらえて、写真も見せてくれたので納得できました。

いちばん残したかった写真や連絡先がそのまま戻ってきて、本当に助かりました。ありがとうございました。

※掲載許諾済み。感想はご提供いただいた事実の範囲で記載しています。

落下後に起動しない・他店で断られた・データを残したい

iPhoneの基板修理・データ復旧は「スマートドクタープロ 大阪・心斎橋本店」へ

0120-960-690

月〜金 11:00〜21:00/土日祝 10:00〜21:00(年中無休)

料金について

画面(フロントパネル)交換に加え、基板修理を伴う場合は、診断のうえお見積りをご提示します。分解・測定を伴う精密診断は、事前にご説明のうえ承ります。電話・店頭での簡単なご相談・料金目安のご案内は無料です。

内容料金(税込)対応
フロントパネル(画面)交換機種・在庫により変動(料金一覧参照)店頭
基板修理・データ復旧(起動不良など)状態により診断のうえお見積り診断のうえご提示

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この記事の監修
執筆:スマートドクタープロ編集部技術監修:スマートドクタープロ 技術品質管理室

スマートドクタープロ(運営:株式会社クレア/法人番号 8120001165987)。総務省登録修理業者(電気通信事業法:T000002/電波法:R000002)・ISO9001:2015認証。年間6万件以上の修理実績をもとに、編集部が作成し技術品質管理室が内容を監修しています。

総務省
登録修理業者
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(年間)
掲載情報は公開日時点の内容です。Appleの仕様変更・iOSアップデート・法令改正などに応じて、技術品質管理室が定期的に内容を見直し・更新しています。